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新人賞イラストコンテスト「P-1GRANDPRIX2013」受賞者発表
2013年11月18日
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pixiv事務局です。

7月31日(水)から8月30日(金)にかけて予選を行い、10月18日(金)から10月20日(日)の期間「pixiv Zingaro」にて本選先行展示審査を開催した新人賞企画「P-1GRANDPRIX2013」の受賞者が決定しました。

それでは、審査と投票によって選ばれた2013年の受賞者の方々を紹介します。

◆P-1GRANDPRIX
賞金20万円/P1トロフィー/描き下ろしイラストの依頼

鬼の子の哀しき恋
黒田 さん (山形県代表)

◆優秀賞
賞金10万円/スタートロフィー

魔法遣イ食堂
はしゃ さん (大阪府代表)

◆佳作
賞金5万円/スタートロフィー

秋爛漫
popman3580 さん (兵庫県代表)

◆ライトノベルイラストレーター部門
新作ライトノベルのイラストレーターに採用予定

廃棄処分
れこ太 さん

◆ライトノベルイラストレーター部門 審査員特別賞
クオカード1万円分

魔法使いの家
ネヲ さん

審査員の方々から、最も注目したイラストに対するコメントと総評をいただいております。




岡田斗司夫(大阪芸術大学客員教授)


【注目したイラスト】
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壱拾八岬の漁師の街
さん (群馬県代表)

一枚の絵からストーリーや設定が浮かんできます。
良いシナリオは「役者が演じたくなる」が条件。
同様にこの作品からは「美術スタッフが作りたくなるセットや光景」を感じました。
海獣を狩るための戦艦や鉄道など、背景から「読み取れる」情報も心躍ります。

【総評】
最後まで悩んだのが、「魔法遣イ食堂」とどっちを推すか、でした。
どっちのイラストも世界観が素晴らしく、作者の見ている光景を「見たい!」と強く思ってしまいました。
どの作品もそれぞれの世界観を持っているのですが、やはりそれが強烈に「匂う」作品に惹かれます。
逆に、イラストの完成度が高くても独自の世界が見えない作品には、あまり興味が持てませんでした。
悪い言い方になりますが、「上手いイラスト描き」なんか腐るほどいます。
「魅力あるキャラの書き手」など、毎週のように現れます。
やっぱり欲しいのは「深みと説得力ある世界に惹きつけてくれるイメージ」なんです。




カントク(イラストレーター)


【注目したイラスト】

廃棄処分
れこ太 さん (ライトノベルイラストレーター部門)

目に残る、とても印象的なイラストです。教室という日常風景ですが、どこか違う空間の様に感じました。
光の表現も絶妙で、影も深すぎず、恋の儚さをとても上手に表現されていて関心しました。

【総評】
僕の中の言葉で「pixivっぽい絵」というものがあります。
今回のP-1も、まさにそういったイラストが多かったです。どれも見応えがありました。
現実と幻想の間のような不思議な雰囲気をもったものや、リアリティをより追求したもの。
そういった全体的な印象とキャラクターのポップアップが織り込まれいる作品が最も魅力的だと考えております。
数々の作品に感銘を受けると共に、この様な機会に参加できとても光栄です。




宍倉立哉(株式会社講談社アフタヌーン編集長)

【注目したイラスト】

鬼の子の哀しき恋
黒田 さん (山形県代表)

乾いた日の光と、少し湿気をふくんだひんやりとした空気を感じさせる木陰、
静かにたたずむ鬼の子。その場にいることの気持ち良さと不安とを味わえるイラストでした。
五感をフルに刺激されました。

【総評】
見れば見るほどどの作品も甲乙つけがたくて1点選ぶのがとても難しかったです。
物語性の高い作品も多くて、その先を知りたいと考えながら審査させていただきました。
誰か漫画でその作品世界を物語ってもらえないものでしょうか。それはさておき眼福でした!




高田明美(キャラクターデザイナー)

【注目したイラスト】

終わってしまったから
たいそす さん (愛知県代表)

何かが心の奧から湧いて来て、きゅぅ~んと胸が痛くなりました。
ヒロインに感情を重ねて、素直に絵の中に入って行けました。
淡く優しい色合いも素敵です。

【総評】
今回の参加者には確固とした自分の世界を持っている方が多数いらっしゃいました。
ファンタジーやSFはもはや特別なものではなく、身近に自分の内側に普通に存在する世の中になったんですね。
創り上げた世界のディテールの描き込みに自分の世界観への愛着が感じられます。
表現したいものと色との響きもよく、デジタルで試行錯誤出来る事による色彩設計の進化を感じました。
画材が絵を変える事もあるのだなとしみじみ……




西田征史(脚本家・演出家・小説家)

【注目したイラスト】

鳥は自分の進むべき道を知っている
とろっち さん (沖縄県代表)

色合い・構図・世界観、全てが好みでした。このイラストの様な心持ちで、自分の
作品のラストシーンを執筆することがしばしばあります。
少女4人の、これまで、そしてこれからを想像し、楽しみました。

【総評】
皆さん、お疲れ様でした!どの作品にも独自の世界観があり、
それぞれが持つ空気に、心地よく浸ることが出来ました。が、その分、作品選考は苦しかった……です。
結局、自分の立ち位置的に、脚本家視点でいかに物語性を感じられるかを一つの選考基準にしたんですが、
自分の解釈と作者の設定に差異が無いか、一度じっくり語り合ってみたいと思っております。




樋上いたる(イラストレーター)

【注目したイラスト】

いた
塗壁 さん (福岡県代表)

ドラゴンが本当にいるといいな……という子供が描く夢がぎゅっと詰まった一枚だと思いました。
子供やドラゴンの表情や質感、色使いなんかもかなり凄いと思いました。とても印象の良い一枚でした。

【総評】
どのイラストもとても素晴らしく、甲乙つけがたいものばかりでした。特に感じたのは、イラストの奥行きや物語性です。
描いたイラストに物語がちゃんとあるからこそ、キャラクターも生き、世界観に奥行きがでるのだと思います。
美麗なイラストにただただ感心するばかりでした。今回、このような場にお呼びいただきまして、ありがとうございました。




ふゆの春秋(イラストレーター)

【注目したイラスト】

mothER
thinnesta さん (神奈川県代表)

描写が上手い方ですがテクニックのみを先行させず、
必要な描写量で止めたり、全体を見ての引き算もできていて素敵です。
「色がただの色から形や光に変わる瞬間」を随所で見れて心地いい絵でした。

【総評】
ネットで毎日沢山の絵を見られる良い時代ですが、その枚数の成果から導かれる一見有用と思える
テクニックや手法の誘惑は、他の同じ考えの人と一緒に埋没する危険性もはらみます。
そういうものに流されず個性を大事にしている絵をいくつか見られたので良かったです。
個人の個性など、簡単に無くなるので大事に育てていただけたらと思います。
変化の多い時代だからこそ、腰をすえじっくり取り組みたいものです。




古屋兎丸(漫画家)

【注目したイラスト】

いた
塗壁 さん (福岡県代表)

画力もさることながらその物語性に「これからどんなお話が始まるんだろう」とワクワクしました。
作者の他の作品も拝見しましたが素晴らしい世界観でこれからの活躍が楽しみです!!

【総評】
正直僕は一枚絵のイラストはうまくありません。
漫画という物語があってその補完として一枚絵は考えてます。
技術は皆さん高いものがあります。その絵の裏にどんな物語があるのか。
漫画の扉絵として見た時その絵からどんな魅力的な物語が生まれるのか?
そんなことを考えながら力作揃いの応募作品から選ばせていただきました。
技術だけでなく自分の中の豊かな物語空間を広げる努力を磨いていって欲しいと思います。




堀江貴文(SNS株式会社 ファウンダー)

【注目したイラスト】

折り神様
銀行 さん (群馬県代表)

和風大正ロマンテイストのイラストが秀逸。ステンドグラス風というか色使いも鮮やか。
全体の中にいい具合に少女が埋め込まれているって感じかな。

【総評】
全体的に色々なジャンルの色々なテーマで多様性が大きいのがピクシブの面白いところで
今回の応募作も多種多様で面白い。というわけで審査するのも楽しかった。




三坂 泰二(株式会社メディアファクトリーMF文庫J 編集長)

【注目したイラスト】

廃棄処分
れこ太 さん (ライトノベルイラストレーター部門)

逆光がきれいに回り、制服や髪の微妙な色合いも表現できていて、素直に美しいイラストです。
膝枕で眠る少女の胸の鋏や指に絡まる赤い糸、散乱する封書など、謎めいたシチュエーションにも想像力をかき立てられました。

【総評】
最終選考に残った9名の皆さんのイラストは、それぞれ違った個性を持ったいずれ劣らぬ魅力的な作品でした。
グランプリにはれこ太さんを選ばせていただきましたが、正直、最後まで迷いました。
特に名前を挙げさせていただくと、noveさん、蟹丹さん、ネヲさん、もやしうどんさん。
たいへん僭越ながら、個人的にも好みだったネヲさんには特別賞を差し上げたいと思います!

※敬称略・50音順




2013年のグランプリに輝いた黒田さん、優秀賞に選ばれたはしゃさん、佳作を獲得したpopman3580さん。
新たに設立されたライトノベルイラストレーター部門の受賞者に選ばれた、れこ太さん、特別賞のネヲさん。
受賞おめでとうございます。これからの活躍を心から応援いたします。
そしてP-1GRANDPRIX2013に参加していただいた皆さま、本当にありがとうございました。

本企画は、創作に励むユーザーのイラストを応援し、様々な方に創作の楽しさを伝えるという目的の下に引き続き開催してまいりたいと考えております。
また来年、P-1GRANDPRIX2014開催の際にはぜひよろしくお願いいたします。

◆企画目録
◆P-1GRANDPRIX2013特設ページ
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