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【公式企画】第1回オリジナル小説コンテスト結果発表
February 14, 2014
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pixiv事務局です。

2013年10月10日(木)〜11月30日(土)に開催された、第1回オリジナル小説コンテストの受賞者が決定しました。

本企画は毎回1つのテーマを設定し、そのテーマに沿ったオリジナル小説を募集する公式小説コンテストです。
「学園」をテーマとした本コンテストには、1,500件以上の作品が投稿されました。
たくさんのご投稿ありがとうございました。

結果発表が当初の予定より大幅に遅れてしまいましたが、
すべての作品を読ませていただき、審査いたしました。

記念すべき第1回オリジナル小説コンテストの受賞作品はこちらです。

■優秀賞
・『B's-LOG COMICS 2014 April Vol.15』にて掲載
・pixivオリジナルビットキャッシュカード/pixivストラップ進呈

フラグに鈍感な俺に悠々自適な学園生活はやってこない①』/⑨郎 さん

【冒頭抜粋】

「それでは、わが図書委員に寄せられた苦情の数々をここに読み上げたいと思う」
 こほんとひとつ咳払いをすると事前に内容のまとめられた紙を広げ、委員会一同を見渡した。いったい何事だ、と見返す面々。
 普段、見慣れた彼女らの表情には疑問符が舞っている。
 再び落とした紙面の上に飛び交う苦情の嵐、それらの内容を目でなぞり、思わずため息が漏れた。
「『貸出の手続きをしてくれる女の子の口調が変。二年男子』
『本の並べ方の基準がよくわからない。一年女子』
『新しく入る本のジャンルが辞書に偏っているのは何とかしてほしい。三年男子』
『もう延滞しませんから許してください。二年男子』
『哲学のコーナーで見つけた本は素敵でした。おかげで新しいジャンルに目覚めました。一年女子』
 とまあ、このように数々の苦情が押し寄せてきているわけだが……」
 俺は熱き理想に燃える某大国の大統領のごとく、机を両手に叩きつけた。
「おまえら! 図書委員の仕事を一体何だと思ってんだ――!」
 俺の魂の叫びは図書室を中心とし、学園全土に響き渡っていたとか、いないとか。まさか、こんなことを叫ぶことになっているであろうとは、入学当初の俺は夢にも思うまい。


⑨郎さん、受賞おめでとうございます。
受賞作品は、3月31日発売のエンターブレイン刊行『B's-LOG COMICS』に掲載予定です。
楽しみにお待ちください。

多くのご応募、まことにありがとうございました。
現在、第3回オリジナル小説コンテスト「戦闘(バトル)」が開催中ですので、こちらにもぜひご参加ください。

◆企画目録
◆応募作品一覧ページ
◆応募要項
◆B's-LOG COMICS
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