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銀の船 銀の腕~アーク*WA~

공개그룹
アークザラッド・ワイルドアームズシリーズのファンの交流などを目的としたグループです。参加要件は両シリーズ(アニメ・コミックを含む)のうち、どれか一作でもお好きな方ならOK! アークやWAの話題で盛り上がったり、雑談したり、自作品の投下や宣伝をしたり、自由にご活動ください。

※挨拶スレはこちらです。
group/comment/791775

※コメントはご自由に! あのスタッフは今こんな作品を……とか、腐コメとか、攻略やストーリーネタバレ、考察、好きなキャラ語りやその他雑談など何でもOK! 誹謗・中傷のみ削除対象となりますが、それ以外はお好きにご活用くださいませ♪

※年齢制限無しのグループなので、R18や特殊嗜好作品のグループへの投稿は宣伝のみ、R-18であることを明記して、画像が出ない形でお願いいたします。

※何かありましたら、お気軽に管理人にお問い合わせください。
user/5474489

※2014からグループ内企画を開始いたしました。1~3月は「雪」、4~6月は「花・緑」です。参加方法等は右側ピックアップ欄をご覧ください。ご参加、お待ちしてますv

※2015/6/30がアークザラッド20周年なのを記念して、これから来年の6/29までに支部に出される作品に「アークザラッド20周年」タグを付けてみよう!企画?を実施しております。皆様のご参加を、お待ちしております。
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  • 【企画・雪】はらはらと【WA1 ロディ】

    即興でちょっと書いてみます。即興過ぎて後で消したくなること必死。(-_-;) あくまでも例ですので、中身は気にしないでくださいねー!

    一行目に【企画・雪】と入れるのを忘れなければ、後はご自由にどうぞ!
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    『はらはらと』

     鼻の先がつめたい、と思ったら、目の前をふわりと白いものが落ちていった。
     ――雪だ。
     もうそんな時期なんだな、と思う。世界中を流れ歩く渡り鳥に季節など合ってないようなものだが、今年だけは、違う。
     爺ちゃんが死んで、一人になって初めての冬。
     焚き火のそばで、静かに微笑んでいた爺ちゃんのやさしい瞳を見返すことはもう無いのだ、と思うと、胸の奥に根付いてしまった重く、固く、冷たいものが、ここにあるよと語りかけてくる。
     ここに、ずっとあるんだよ。
     お前の中から消えることはないんだよ。
     震えそうになる唇をぎゅっと噛みしめて、ロディはふたたび歩き出した。近くに村はあるけれど、泊めてもらえるかどうかわからない。野宿だってできないことはないけれど、今日のような曇天では荒野は光ひとつない暗闇に閉ざされる。
     村の人が受け入れていなければ、暗黒の荒野にひとりきりの夜を過ごすことになるだろう。
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      焚き火を囲んでとぼしいご飯を分け合って食べたり、やさしい声で話かけてくれたりする爺ちゃんは、もういない。ひとりぽっちになったんだ、もう誰も、そばにいてくれないんだと思い知らされるのは、あまりにも淋しく、怖ろしすぎた。
       歩を進めながら、ロディはすがるように前方を見渡した。灯りはまだ、どこにも見えない。時刻は午後のなかばだけれど、こんなに空が暗い日は、村や旅する者たちがいれば、灯りをつけていたり、焚き火を焚いたりしているかもしれないけれど、今は、無明だった。
       このまま歩き続けて、何も見つからなかったらどうしよう。そう思うと足がすくむ。でも、歩き続けなければ、荒野の中に朽ち果てていくだけだ。
       ロディは、歩いた。一歩、また一歩と。

      "――大丈夫”

      "いつか、会える。お前を迎え入れてくれる人に"

      "どこかにきっと、お前の居場所がある"

       耳元を吹き抜ける冷たい風とともに、ふわりと、爺ちゃんの言葉が耳をかすめていく。
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        ――本当だろうか。
         この世界のどこかにあるんだろうか、俺の居場所が。俺を迎え入れてくれる人たち。名前を呼んで、笑顔を向けてくれる人たち。
         荒野を吹く風は、身を切るように冷たく、背後に体を押し返そうと吹きつけてくる。
         けれども、この風に負けないように歩いていけば。
         いつか、たどりつけるかもしれない。
         いつかは会えるかもしれない。

         荒野に、ロディは目をこらした。見渡す限り、枯れかけたヨモギや芝草がまばらに地べたに張りつく荒れ地。
         びょうびょうと唸る風と土埃、空から吹きつけてくる小さな雪礫が、行く手をはばんでも。
         でも、この世界にはたくさんの人がいて。
         いろんな街がある。
         今は目に見えなくても、歩いていけば、きっと見えてくる。

         強く吹きつける風に負けぬよう、彼は、再び歩き出した。
         どこかにあるはずの、"居場所”に向かって。
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          ……えー、こんな感じです。m(_ _;)m
          ちなみに、最初の投稿の時間(何分前とか何日前とか書いてあるところ)をクリックすると、そのスレだけの頁になります。自分の頁を取っておきたいとき、スレだけの頁を出してブラウザのお気に入りに入れておくと便利です。

          ……作品の内容については、即興だから! なまあたたかい目で見てくださいませ!
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