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黒歴史中二病暴露

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暴露してください、それだけです。見た人は笑って励ましてあげてください、ていうか供養してやってくださいw

痛い発言、痛い暴露、痛い口調、痛い挨拶
このグループ内では演出として全て「あり」とします。
遠慮なくどうぞ。

ただし、リアル人間界の掟に反する行為
誹謗中傷や犯罪につながる告白などは当然禁止。
黒き翼をその身に纏っていても、
我々は正義の使徒でなくてはならないのだ!
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  • 「相も変わらず嫌な季節だァ・・・。」

    そうボヤくしかなかった。袖を通すにゃ暑く、腰に縛れば寒く。陽の光に照らされりゃあ汗ばみ、風が吹けば肌が毛羽立つ。とはいえ上手く羽織ると沈むように惰眠に耽る。時が忘れるほど眠って目が覚めたら頭痛と眩暈。酒なんざ呑めねえのに何かに酔って目が覚める。己に酔える程の自信家ならとやかく・・・いや、こうしてこの場で物書きの真似事してる時点で己に酔えてるのか。

    で、今が酔いの醒める手前か。だとすれば、もう少し何時ぞやに酔えてた方が幸せなのだろうかと夜道で燥ぐ蟒蛇を遠目に紫煙の行く先を目で追う。この位置で見れば楽しいんだが、案外寄ってみるとただただ喧しい。なんなら輝かしい街並みの中は眩しすぎて眼が焼けちまう。「それだけ強い光は身を焦がすだけならいいけれど、肝心なモノを見落としてしまうの」と街灯で絡新婦が蠢く。喉か渇いたと思い、自販機に寄れば「陰者らしく行灯にへばり付くぐらいが丁度良いんだぜ」と雨蛙が嘲るように嗤う。

    「ちっ・・・この季節はこれだから困る」
    機械に文句なんざ言っても仕方ねえんだが、暖かみのねえ奴だと仕方なく冷えた缶珈琲を買って灰皿の立つ喫煙所に戻って一服。煙の流れる先を見やれば蜘蛛の警告も、蛙の進言も聞かぬ馬鹿な羽虫は俺より闇に溶ける程黒い外套を纏った死神に目を付けられてる事を知らずに舞い、気付けば一匹が絡め取られて尽きる。

    「なあ、アンタはどう思う?」
    やすらぎの地を求めるのは自分だけじゃないらしい。闇夜を駆ける程にしなやかな体躯を持ち合わせてるのにこんなところで饅頭の真似事をしてる。お前さんも何処か寂しくて心地の良い時間が好きなのかと問えばどっちなのか分からん返事をして餅のように伸びる。焼ける太陽に蝋の翼で飛ぶ馬鹿をどう思うと聞けば首を傾げてそっぽを向かれる。

    「・・・そろそろ帰るか」
    尻尾の生えた隣人は立ち上がって、ゆっくりと闇に溶けていった。手の代わりに尾を振り一鳴き。「アンタの話、また聞かせてよ」って言ってくれたか分からないがそう思わせてくれた。魔性ってのは人を指す言葉だが元々を考えたら魔・・・その幾つかは獣だったか。一応は神職やってる筈だが、人ってのは魔にゃ勝てねえもんだと苦笑を浮かべるしかなかった。

    変な時間に目が覚めて散歩して戻ったら、何か急に記したくなって此処に居る。何となく動いてみると思わぬ事もあるモンだな・・・。
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