pixiv事務局です。
2018年にスタートし、今年で6回目の開催となった「ネット流行語100」では、「ニコニコ大百科」「ピクシブ百科事典」の各単語ページにおけるアクセス数の昨年比の差分に基づき、今年ネットで最も流行った100ワードをノミネート。表彰式では、全100ワードのランキングと年間大賞のほか、ニコニコ賞とpixiv賞、そして今年から新設したネット新語賞の各受賞ワードを発表しました。
■大賞『【推しの子】』に続き、第2位『君は完璧で究極のゲッター』、第3位『王様戦隊キングオージャー』が選出
年間大賞に選ばれた『【推しの子】』は、赤坂アカ・横槍メンゴによる、『週刊ヤングジャンプ』で連載中の漫画作品です。単行本の累計発行部数が1,500万部を超える同作は、2023年4月にアニメ放送を開始し、第1話放送時にはX(旧:Twitter)の世界トレンド1位を獲得。二次創作も盛り上がりをみせ、YOASOBIが担当し大ヒットした主題歌『アイドル』の”歌ってみた”動画や、TikTokアニメ公式アカウントの振付動画から“踊ってみた”動画などが数多く投稿されました。
第2位は『君は完璧で究極のゲッター』がランクイン。【推しの子】の主題歌『アイドル』のサビ部分「究極のアイドル」と、2000年に発売したOVA『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』の主題歌『STORM』のサビ部分「飛び出せゲッター」のメロディが似ていることが話題となり、歌詞を組み合わせたワードとしてSNSでトレンド入りするなど、『【推しの子】』が2023年のネット界に広く影響を与えたことが証明される結果となっています。
第3位はスーパー戦隊シリーズ第47作品目のタイトル『王様戦隊キングオージャー』がランクイン。「昆虫」と「王様」がモチーフとなった同作は、それぞれが一国の王として君臨する5人が互いに協力して敵の脅威に立ち向かっていくファンタジー色の強い物語です。スーパー戦隊シリーズ初の紫色の初期メンバー戦士が登場するほか、CGをふんだんに活用した映像制作など、王道スタイルでありながら随所に新機軸を取り入れており、話題となっています。
■ニコニコ賞は『君は完璧で究極のゲッター』、pixiv賞は『ブルーロック』に決定
ニコニコユーザーによるアンケートで選ばれるニコニコ賞は、総合第2位のランクインに続き『君は完璧で究極のゲッター』に決定しました。
また、昨年よりもpixivへの投稿数が増えたタグ(単語)が対象となるpixiv賞は『ブルーロック』が選ばれました。『ブルーロック』は、金城宗幸(原作)・ノ村優介(作画)による、週刊少年マガジンで連載中のサッカー漫画で、日本をW杯優勝に導くたった一人のストライカーをユース世代のFW300人から選ぶ「青い監獄(ブルーロック)プロジェクト」に、主人公の潔世一が挑んでいく物語です。作中の神がかり的な技をまねた動画がSNSで話題になったほか、2022年10月からのTVアニメ放送とサッカーW杯の開催が同時期となったことでも盛り上がりをみせました。
■【新設】ネット新語賞は、自由過ぎる創作でパワーワードを連発した話題のネットミーム『薩摩ホグワーツ』が選出
ネット上で新しく生み出され、特に大きな話題となったワードをネット流行語100委員会(ドワンゴ・ピクシブ)が選定する「ネット新語賞」は、『薩摩ホグワーツ』に決定しました。『薩摩ホグワーツ』は、2023年2月に発売されたゲーム『ホグワーツ・レガシー』に注目が高まっていた中で突如発生したネットミームです。発信源となる松永マグロ氏が『ホグワーツ・レガシー』のプレイスタイルをかつての薩摩藩士のイメージに重ね、『薩摩ホグワーツ』という造語を生み出しました。あくまで架空の概念であるこのワードにSNS上で様々な妄想ストーリーが展開され、パワーワードに溢れた投稿の数々は瞬く間に拡散、ネットカルチャーならではのカオスな一大ムーブメントを巻き起こしました。
■全ランキング一覧
【「ネット流行語100」年間大賞2023 表彰式 開催概要】
番組名:今年ネットで最も流行った単語を発表「ネット流行語100」年間大賞2023 表彰式 生放送
放送日時:2023年12月13日(水)19時~
MC:小西克幸(声優)、森遥香(フリーアナウンサー)
出演者:【推しの子】:集英社ご担当者、君は完璧で究極のゲッター:ガーベラ・ツヴィーベル氏(動画投稿者)、ブルーアーカイブ:株式会社Yostar 代表取締役社長 李衡達氏、薩摩ホグワーツ:松永マグロ 氏、王様戦隊キングオージャー:テレビ朝日&東映プロデューサーチーム(5名)
【企画概要】
「ネット流行語100」は、「ピクシブ百科事典」と「ニコニコ大百科」という、ともにユーザー編集のオンライン事典であり、ネット上のあらゆる新語・流行語を網羅する2つのサービスが主催する、今年ネットで最も流行った単語を表彰する企画です。
ピクシブ百科事典はSNSでも情報発信を行っています。