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pixivは2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
pixiv事務局です。
7月31日（木）から8月31日（日）にかけて予選を行い、10月17日（金）から10月19日（日）の期間「pixiv Zingaro」にて
本選先行展示審査を開催した新人賞企画「P-1GRANDPRIX2014」の受賞者が決定しました。
それでは、審査と投票によって選ばれた2014年の受賞者の方々を紹介します。
◆P-1GRANDPRIX
賞金20万円／P1トロフィー／pixivZingaroでの個展開催権
『櫻』 おむ さん
◆ライトノベルイラストレーター賞
賞金5万円/MF文庫J新作ライトノベルのイラストレーターとしてのデビューを目指し担当者がついてバックアップ。
『天使の赤い糸♪』 ひろ さん
◆P-1GRANDPRIX漫画部門賞
賞金10万円／スタートロフィー/漫画家デビューのチャンス、担当者がつきバックアップ。
『マッシュルームの独り言』 zip×chack さん
◆Gファンタジー賞
惜しくもグランプリは逃しましたが、キラリと光るものを感じた下記の5作品を、特別に「Gファンタジー賞」とさせていただきました。
なお、受賞者にはGファンタジー編集部より粗品を差し上げます。
審査員の方々から、最も注目したイラストに対するコメントと総評をいただいております。
安倍吉俊（漫画家）
【注目したイラスト】
『a puddle-水溜りの世界-』 ふすい さん
広角レンズで切り取ったような構図と水面に写ったのが別世界というアイデアはとても良いと思います。背景の写真のような描き込みや質感の表現に対してメインになる人物が軽い事が少し気になりましたが、基本的な絵の組み立てが大変良いです。
【総評】
もはや生まれた時からデジタル作画環境があったという人が多数派ではないかと思いますが、グラデーションやレイヤー処理などのツールを上手く使って張りのある画面を作るのが、皆さんうまいなと思いました。逆に言うと、縮小されたサムネイルで見てすごい！と思って拡大すると意外と基礎的なデッサンやパースや物の大きさの関係がちょっと気になるものも多かったです。
ob（アーティスト）
【注目したイラスト】
『グレードール』 カイテー さん
モチーフが最小限で抽象的な画面から、
時間が感じられるところに興味をもちました。
このふたりの関係性は過去から続いていて、
きっとこれからも続いていくんだろうなと、
想像させられるところに惹かれます。
【総評】
未来というテーマだったので、
もっと近未来的な作品ばかりかと思ったら、
それらが時間の経過で表現されていたり、
想像力をはたらかせて見るものが多くておもしろかったです。
岸田メル（イラストレーター）
【注目したイラスト】
『today』 あー１１ さん
描かれている女の子の仕草がとても良いです。
指先の表情だけでドラマがありますね。CG的な効果に頼ってないのも好印象。
【総評】
コンテストに相応しい、精細で色鮮やかな絵が多かったと思います。
ただその分、どこを強く見せたいのか、というフォーカスが弱い印象も受けました。
いい絵を描きたい！という思いが物量に出てしまうのは良いことでもありますが、
情報で埋め尽くされると主張が薄くなってしまうことも多いので、あえて描かない勇気も必要です。
逆に言えば、描きこみで勝負するならもっともっと死ぬほど描かないと差がつけられませんよ！
寺嶋由芙（アイドル）
【注目したイラスト】
『夜の支度』 ハラダミユキ さん
あたたかみのある優しいタッチが印象的でした。光の加減や水面近くの空気の描き方、全体の雰囲気がとても幻想的で、童話の挿絵のような、物語性のある、想像力をかき立てられる１枚と感じました。
【総評】
私は文学部出身ゆえ文字で表現することには親しみがあるのですが、皆様の作品を拝見して、言葉を尽くしてもなかなか伝え難い「時間の流れ」や「空気の冷たさ、あたたかさ」、「空間の奥行き」を表現できる、イラストならではの面白さに改めて魅力を感じました。そしてその強みを生かしたタッチや構図で表現され、１枚の絵の中に壮大な物語が秘められた印象の作品達は特に心に残りました。
天津向（芸人）
【注目したイラスト】
『ありのまま』 乃絵のえる さん
一枚の絵を見て「この娘達は何を喋っているのだ？」と考える遊びが好きな僕ですが、この絵はかなり想像力をかき立てられました。一体どういう状況か、たくさんの角度から清々しい表情の理由を考えさせてくれた。絵の力を感じました。
【総評】
絵が持つ魅力って、上手い下手もあるのは当然ですが、一番大事なのはやっぱり想像させてくれる『深さ』だと思うんです。要は一枚の絵からストーリーを見せてくれるかどうか。それを本選に残っている作品は全てクリアしていて、やっぱりレベルが高いなと思いました。選考された方もされなかった方も、当然全員凄い力を持っているのでこれからも驕らず拗ねず頑張ってください。良い経験をさせて頂きました。最後に。僕みたいなもんが偉そうにすみませんでした！
松本零士（漫画家）
【注目したイラスト】
『グレードール』 カイテー さん
美術的、絵画的な表現がとても見事です。油絵的な表現も感じられ部屋にかけておきたい位、世界観が綺麗に表現されています。とても美しい一枚です。
【総評】
とにかくどれも素晴らしかったです。最終選考作品見た時に、みんなが心で絵を描いているなというのがとても伝わってきました。なので、甲乙つけがたく、全員に何かしらの賞をあげたいですね。例えばけみ猫さんの作品は色彩感覚がとても良く、音楽が聞こえそうなほど情景描写が素晴らしいですね。またハラダミユキさんの作品はとても幻想的で懐かしい感じさえします。特別賞があればこの人達にあげたいです。加えて七癖みりさんの作品はキャラクター構成が見事。とてもキャラクターの完成度が高く、アナログな感じの世界館が良く出ています。この方にはキャラクター賞を差し上げたいですね。うってかわって乃絵のえるさんの作品は現代風アニメタッチですが、最近の女の子の元気いっぱいで明るくて楽しい感じがとても伝わってくるのでとても好きです。といった具合に、どれも素晴らしく、一人一人違う良さがありました。
万木壮（株式会社ＫＡＤＯＫＡＷＡ メディアファクトリーブランドカンパニー MF文庫J編集部 編集長）
【注目したイラスト】
『today』 あー１１ さん
天使と崩壊というモチーフ自体はそれほど新鮮ではないものの、細やかな作りこみに気持ちをぐっとつかまれました。
髪を摘まむ誰かの手と女の子の表情に物語を想起させられずにはいられない１枚。お見事でした！
【総評】
どの応募作品も創られる方の思い描いた物語が伝わってくる、
熱量の高さが感じられるものばかりでした。
キャラクターのみならず背景の描き込みも含めて
世界観と人物の関係で見る人の気持ちを捉えられていたと思います。
技術的な面での高さのみならず、作り手の個性が感じられるものが多く
大変楽しく拝見いたしました。みなさん、ありがとうございました！
※敬称略・50音順
今回、見事賞を獲得した受賞者の方々、おめでとうございます。これからの活躍を心から応援いたします。
そしてP-1GRANDPRIX2014に参加していただいた皆さま、本当にありがとうございました。
本企画は創作に励むユーザーのイラストを応援し、その楽しさを広く伝えるという目的の下、引き続き開催してまいります。
また来年「P-1GRANDPRIX2015」で、たくさんの作品と出会えることを楽しみにしています！
◆企画目録
◆P-1GRANDPRIX2014特設ページ
7月31日（木）から8月31日（日）にかけて予選を行い、10月17日（金）から10月19日（日）の期間「pixiv Zingaro」にて
本選先行展示審査を開催した新人賞企画「P-1GRANDPRIX2014」の受賞者が決定しました。
それでは、審査と投票によって選ばれた2014年の受賞者の方々を紹介します。
◆P-1GRANDPRIX
賞金20万円／P1トロフィー／pixivZingaroでの個展開催権
『櫻』 おむ さん
◆ライトノベルイラストレーター賞
賞金5万円/MF文庫J新作ライトノベルのイラストレーターとしてのデビューを目指し担当者がついてバックアップ。
『天使の赤い糸♪』 ひろ さん
◆P-1GRANDPRIX漫画部門賞
賞金10万円／スタートロフィー/漫画家デビューのチャンス、担当者がつきバックアップ。
『マッシュルームの独り言』 zip×chack さん
◆Gファンタジー賞
惜しくもグランプリは逃しましたが、キラリと光るものを感じた下記の5作品を、特別に「Gファンタジー賞」とさせていただきました。
なお、受賞者にはGファンタジー編集部より粗品を差し上げます。
 |  |  |
| 『平坂町奇談 第1怪』 | 『【創作】ボカロP物語 １話』 | 『ブロッコリー＆制服』 |
| 藤森十郎 さん | ぺり子＠ティア110 つ40a さん | ka111 さん |
 |  | |
| 『【俺、ポトス】』 | 『縵面形ひょうりのオモテなしウラない館』 | |
| メミ さん | 矢口非成 さん |
審査員の方々から、最も注目したイラストに対するコメントと総評をいただいております。
安倍吉俊（漫画家）
【注目したイラスト】
『a puddle-水溜りの世界-』 ふすい さん
広角レンズで切り取ったような構図と水面に写ったのが別世界というアイデアはとても良いと思います。背景の写真のような描き込みや質感の表現に対してメインになる人物が軽い事が少し気になりましたが、基本的な絵の組み立てが大変良いです。
【総評】
もはや生まれた時からデジタル作画環境があったという人が多数派ではないかと思いますが、グラデーションやレイヤー処理などのツールを上手く使って張りのある画面を作るのが、皆さんうまいなと思いました。逆に言うと、縮小されたサムネイルで見てすごい！と思って拡大すると意外と基礎的なデッサンやパースや物の大きさの関係がちょっと気になるものも多かったです。
ob（アーティスト）
【注目したイラスト】
『グレードール』 カイテー さん
モチーフが最小限で抽象的な画面から、
時間が感じられるところに興味をもちました。
このふたりの関係性は過去から続いていて、
きっとこれからも続いていくんだろうなと、
想像させられるところに惹かれます。
【総評】
未来というテーマだったので、
もっと近未来的な作品ばかりかと思ったら、
それらが時間の経過で表現されていたり、
想像力をはたらかせて見るものが多くておもしろかったです。
岸田メル（イラストレーター）
【注目したイラスト】
『today』 あー１１ さん
描かれている女の子の仕草がとても良いです。
指先の表情だけでドラマがありますね。CG的な効果に頼ってないのも好印象。
【総評】
コンテストに相応しい、精細で色鮮やかな絵が多かったと思います。
ただその分、どこを強く見せたいのか、というフォーカスが弱い印象も受けました。
いい絵を描きたい！という思いが物量に出てしまうのは良いことでもありますが、
情報で埋め尽くされると主張が薄くなってしまうことも多いので、あえて描かない勇気も必要です。
逆に言えば、描きこみで勝負するならもっともっと死ぬほど描かないと差がつけられませんよ！
寺嶋由芙（アイドル）
【注目したイラスト】
『夜の支度』 ハラダミユキ さん
あたたかみのある優しいタッチが印象的でした。光の加減や水面近くの空気の描き方、全体の雰囲気がとても幻想的で、童話の挿絵のような、物語性のある、想像力をかき立てられる１枚と感じました。
【総評】
私は文学部出身ゆえ文字で表現することには親しみがあるのですが、皆様の作品を拝見して、言葉を尽くしてもなかなか伝え難い「時間の流れ」や「空気の冷たさ、あたたかさ」、「空間の奥行き」を表現できる、イラストならではの面白さに改めて魅力を感じました。そしてその強みを生かしたタッチや構図で表現され、１枚の絵の中に壮大な物語が秘められた印象の作品達は特に心に残りました。
天津向（芸人）
【注目したイラスト】
『ありのまま』 乃絵のえる さん
一枚の絵を見て「この娘達は何を喋っているのだ？」と考える遊びが好きな僕ですが、この絵はかなり想像力をかき立てられました。一体どういう状況か、たくさんの角度から清々しい表情の理由を考えさせてくれた。絵の力を感じました。
【総評】
絵が持つ魅力って、上手い下手もあるのは当然ですが、一番大事なのはやっぱり想像させてくれる『深さ』だと思うんです。要は一枚の絵からストーリーを見せてくれるかどうか。それを本選に残っている作品は全てクリアしていて、やっぱりレベルが高いなと思いました。選考された方もされなかった方も、当然全員凄い力を持っているのでこれからも驕らず拗ねず頑張ってください。良い経験をさせて頂きました。最後に。僕みたいなもんが偉そうにすみませんでした！
松本零士（漫画家）
【注目したイラスト】
『グレードール』 カイテー さん
美術的、絵画的な表現がとても見事です。油絵的な表現も感じられ部屋にかけておきたい位、世界観が綺麗に表現されています。とても美しい一枚です。
【総評】
とにかくどれも素晴らしかったです。最終選考作品見た時に、みんなが心で絵を描いているなというのがとても伝わってきました。なので、甲乙つけがたく、全員に何かしらの賞をあげたいですね。例えばけみ猫さんの作品は色彩感覚がとても良く、音楽が聞こえそうなほど情景描写が素晴らしいですね。またハラダミユキさんの作品はとても幻想的で懐かしい感じさえします。特別賞があればこの人達にあげたいです。加えて七癖みりさんの作品はキャラクター構成が見事。とてもキャラクターの完成度が高く、アナログな感じの世界館が良く出ています。この方にはキャラクター賞を差し上げたいですね。うってかわって乃絵のえるさんの作品は現代風アニメタッチですが、最近の女の子の元気いっぱいで明るくて楽しい感じがとても伝わってくるのでとても好きです。といった具合に、どれも素晴らしく、一人一人違う良さがありました。
万木壮（株式会社ＫＡＤＯＫＡＷＡ メディアファクトリーブランドカンパニー MF文庫J編集部 編集長）
【注目したイラスト】
『today』 あー１１ さん
天使と崩壊というモチーフ自体はそれほど新鮮ではないものの、細やかな作りこみに気持ちをぐっとつかまれました。
髪を摘まむ誰かの手と女の子の表情に物語を想起させられずにはいられない１枚。お見事でした！
【総評】
どの応募作品も創られる方の思い描いた物語が伝わってくる、
熱量の高さが感じられるものばかりでした。
キャラクターのみならず背景の描き込みも含めて
世界観と人物の関係で見る人の気持ちを捉えられていたと思います。
技術的な面での高さのみならず、作り手の個性が感じられるものが多く
大変楽しく拝見いたしました。みなさん、ありがとうございました！
※敬称略・50音順
今回、見事賞を獲得した受賞者の方々、おめでとうございます。これからの活躍を心から応援いたします。
そしてP-1GRANDPRIX2014に参加していただいた皆さま、本当にありがとうございました。
本企画は創作に励むユーザーのイラストを応援し、その楽しさを広く伝えるという目的の下、引き続き開催してまいります。
また来年「P-1GRANDPRIX2015」で、たくさんの作品と出会えることを楽しみにしています！
◆企画目録
◆P-1GRANDPRIX2014特設ページ