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小説コンテスト「pixivノベル大賞~2021Autumn~」結果発表
February 4, 2022
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pixiv事務局です




2021年9月28日(火)〜2021年11月28日(日)まで開催しました「pixivノベル大賞〜2021Autumn〜」の受賞作品が、ついに決定しました。

本コンテストでは、524作品もの作品が集まりました。たくさんのご応募ありがとうございました。

厳正な審査の結果、受賞となりましたのは以下の作品です。


■pixivノベル賞(各部門1名)
・pixivノベルに描き下ろし表紙イラスト付きで掲載
・賞金3万円
・審査員の先生からの講評

▼異世界ファンタジー部門
『月無き夜に夢と消ゆ』/須野さん

<講評(花衣沙久羅先生)>
力作です。
全体に分量も多いように感じて、実はすぐさま二度読み返しました。
起承転結がしっかりと組まれており、ショートショートというより1巻の小説を読んできたような印象さえあります。
目の前にビジュアルが展開してしまうような描写力はお見事。インナーワールドを可視化する力に満ちた文章に惹きつけられました。
月の神様の花嫁を育てる学園は、流行りの閉塞感に満ちていて、ストイックな尼僧院を想わせます。
アルフェは怖がり、ルクは大胆。
二人の少女のキャラクターをはっきりと使い分け、読者を混乱させません。
"コガネシマ"、"モミツサクヤ"と、目立つカタカナ表記があり、これがやや読みづらく、最初は違和感を覚えましたが、後になって効果をもたらします。納得。
日本神話のダークな一面とリンクさせたのも面白かったです。タグにさせてもらったダークムーンもしっかりと盛り込まれていました。
途中、少し気になったのは、ルクの夢を否定する場面の印象が薄かったこと。単純に分量の問題かもしれません。この場面にもう少しインパクトがあったら、その後のアルフェの後悔がもっと切実なものとして読者の共感を得たのではと思います。
あと、ルクが馬に変わってからのシーンが長く重要になるのですが、少し唐突です。この大事な場面を演出するためにも、前半、学園生活の部分で、ほんの少しでいいので、ルクの得意技である馬になるエピソードがあったらもっと良かったと思います。
月無き夜ですが、銀の月の光を感じ続けた世界観。ぜひイラストを観てみたいなあと思わされた一作でした。読ませてくれてありがとう。


▼現代ファンタジー部門
『猫の祟りと六代目』/砂凪さん

<講評(高瀬美恵先生)>
笑えて泣ける、気持ちのいい作品です。主人公ののほほんとした語り口と、おタマ様のチャキチャキした口調の対比が良く、テンポよく読み進められます。構成も無駄なく、すっきりしています。「祟り」の意味がわかる終盤では、ホロリとさせられました。
あえて言えば、ラストがあっさりしすぎていて、少し物足りない。おタマ様との別れのあとに、もう一捻りあれば……と感じました。

どの作品にも、ユニークな発想があり(「祟りの意味」「幽霊と妖」「酒精と言霊」「男にしか取り憑けない妖怪」など)、それを核に物語を展開していこうという熱量を感じました。
完成度の高さで、「猫の祟りと六代目」「袖振り合うも推しの縁」のどちらか迷いましたが、物語性の豊かさという点で「猫の祟りと六代目」を大賞に選びました。
皆様、楽しい作品をどうもありがとうございました。今回、残念ながら選に漏れた方も、どうぞ書き続けてください!


▼SF部門
『クロノスの子供たち』/城井映さん

<講評(柴田勝家先生)>
とても楽しく読めた作品だった。こちらが出したお題を大量に組み入れた上で、一つの話としてまとめあげている技量に感嘆する。また俯瞰してみればハードな世界観にもかかわらず、主人公のナトが「子供」であることで全体的に優しい雰囲気を保っているのが良い。今のZ世代のように、様々なアプリやガジェットを自然と使いこなすナトは、まさにサイバーパンク作品の主人公に相応しい。またパンクは反逆という精神性に象徴されるが、それが「子供」から親への反抗(親離れ)に結びつく構造もキレイにまとまっている。本作でオチは二つあるが、一つ目は子供にとって壮大だが等身大なネタで、見せ方次第では拍子抜けしてしまうかもしれないが、ここでは成立している。そして二つ目は大人の読者にとって納得のできるオチで、作品を通しての読後感を優しいものにしている。本作はまさに「ジュブナイルサイバーパンク」というジャンルを作っていると感じた。
難点というほどではないものの一点、この「ジュブナイルサイバーパンク」という読み方ができれば作品の妙味を味わうことができるが、序盤での世界観の提示が丁寧というか、それこそ親切にすぎるので、雰囲気を掴むのが少し遅れてしまった。これはキャプション一つで変えられるものでもあるが、最初の段落でナトが子供ながらに都市周縁部の人間と付き合いがあり、どこかアウトローな仕事もできるといった情報が加えられれば解決できるかもしれない。
以下は細かい部分として。まず文章がこなれており、地の文と会話文のバランスに気を使っている印象を受けた。一般的にはキャラ文芸よりのバランスだが、個人的には心地よい。SF作品は世界観の説明に文量を割きがちになるが、段落の最初の説明から主人公が動く場面への切り替えが上手い。物語が優先になっているため、いくらか主人公ナトの描写が少なく感じるものの、これは少し足すだけでより良くなる。

大賞を選ぶにあたって非常に悩みました。どの作品も面白く小説として申し分ないものでしたが、今回は作品としての完成度とワクワク感のバランスが取れているものを選ぼうと思いました。そうした基準では「クロノスの子供たち」が最もバランスよき作品と思い、大賞として選ばせて頂きました。


■二次選考通過作品への講評

▼異世界ファンタジー部門
『塔の上の王子さま』/華周 夏さん

<講評(花衣沙久羅先生)>
図書館でボランティアをしていたとき、読み聞かせのお手伝いをしたことがありました。この小説を読みながら、そのとき知り合った年嵩の女性の、やさしい語り口調を思い出していました。
語り部が語る、あるいは、吟遊詩人が詠う言葉のような。流れる素敵なリズムがあって、小川のようにさらさらと進んでゆくお話が、とても心地好かったです。
あとから情報が足されてゆく手法も面白く、効果的でした。
「恋」すら知らない黒髪の王子様が切なく、塔に閉じこめられているという環境と共に、自分で自分の世界を狭く頑なにしてしまっている、儚い様子も伝わってきます。
あえて付け加えるなら、登場人物の視点が内にしか向かっていないので、少し物語が弱く感じました。「恋」とは互いしか見えないものですし、お互いを失うことほど恐ろしいことはありませんから、みずからの命までも投じようとする気持ちもわかります。ですが、互いにぶつけ合う思いだけを書くと、逆にインパクトが弱いんです。もうほんの1アイテムだけでも、それぞれが外側の環境をどう感じているかの情報が足されていたら、彼らの互いを想う気持ち、情熱に、さらに深い読者の共感が得られていたと思います。
また、王子や鴉はなぜ生きていられて、なぜ会えなかったのか。少し情報が足りなかったようにも思えました。白魔導師さまが何とおっしゃっておられるのか、ちょっと伺ってみたい気もしましたね。
カタカナで効果的だったのが、タカタカの実。どんな色のフルーツなんだろう。食べてみたいな。おいしそうです。ロイがそれを啄んでいたところを想像すると、すごく可愛い。好いアイテムでした。


『オレの師匠は職人バカ。~ル・リーデル宝石工房物語~』/若松だんごさん

<講評(花衣沙久羅先生)>
テンポのいい一人称小説。
非常に読みやすい、というのが第一印象でした。
どんどん話が小気味よく進んでいきます。キャラもすごく可愛い。一人称の「オレ」が説明するル・リーデル宝石工房物語に、読者の私もどんどん吸いこまれていく感じ。
全体の構想も素敵でした。宝石という美しい石の物語が意外な顛末を迎えるのも面白かったです。文章も上手いです。達者なイメージがありました。が。
途中で一人称のキャラが交替するのが、どうしても混乱を招き、そこがすごく惜しかったです。
「オレ」と「俺」で口調が似ているせいもあるかもしれませんが、誰がしゃべっているのかわからなくなる場面もありました。一度ならず二度以上の主人公の入れ替えは、この短さの小説の中ではやめておいたほうがいいかもしれません。師匠のモノローグは三人称でもっていっても良かったかも。グリュウというキャラクターが非常に魅力的なので、彼女(?)だけを一人称にしたほうが、生き生きとしたものに仕上がったように思えます。
あと、体言止めが少し多すぎるのも気になりました。体言止めは効果的に使えばインパクトが増す手法で、私もわりと使うほうですが、重なると効果が半減します。
キャラクターはグリュウも師匠もそれぞれに好感度が高くて素敵です。それだけにちょっとした部分が惜しい作品でした。また読みたいです。


『タイプライターは文字を討たない』/ひといきさん

<講評(花衣沙久羅先生)>
「この国で物が人間のような形をとるのはよくあることらしい」
「長い時間使われてきた物ほどなりやすい」
なかなか素敵なファンタジー設定です。こういうの、大好物です。
描かれていたのは、とても繊細な物語でした。
タイプライターの頭を持つ、傷つきやすい青年の心が沁みます。言葉を話さない少女やその祖父とのやさしい心の交流が、とても素敵でした。
客観性のある文章も好感が持てます。ただ、時々、誤字や二重表現など、言葉の使い方が気になりました。「裁判所に努めて」→「勤めて」、「大差ない違いであろうとも」→「大差はなくとも」、「後者の方の」→「後者の」。「家の中はひっそりとした空気が流れている」→「家の中はひっそりとしている」。あと、罫線を「―」1文字分にしているようですが、二文字分にしたほうが親切かなとも。漢数字の「一」と間違えそうになりました。
言葉がとても好きな方なんだろうなと感じました。今度はその言葉をもう少し削って、シンプルにしてみるのはどうでしょう。そうして後半の内容をもう少しふくらませると、もっとこの素敵な物語が読者に伝わりやすくなるのではないかと思います。
頭部にオイルを注すシーンなど、場面のビジュアルも楽しいです。イラストが観てみたいなあと思える作品でした。ぜひまた書いてほしいです!



▼現代ファンタジー部門
『花守探妖譚』/あおいのさん

<講評(高瀬美恵先生)>
構成に難があり、損をしているように思います。特に、二泊三日旅の場面。ここに説明を詰めこみすぎて、冗長に感じました。また、祖母の幻と雲外鏡の関係がよくわからず、引っかかりました。
絵師の手がかりから椿の名を探し出す場面は、スピード感と緊張感があります。しかし、その後、最大の山場が描写されていないのが残念でした。ここまで読み進めてきた読者が一番期待するのは、椿が渾身の力で矢を放ち仇を倒す場面ですしょう。そこをぼかしてしまったのは、もったいないです。
細かいことですが、冒頭が一人称っぽくてちょっと混乱しました。最初から、三人称であることを明確にするほうが良いと思います。むしろ、この内容であれば、すべて菖蒲の一人称にするのが自然かもしれません。


『お酒は呪いになってから』/佐伯僚佑さん

<講評(高瀬美恵先生)>
おそらく、作者には大長編の構想があるのでしょう。主人公の過去とか妹のこととか、この作品自体には不要な要素が説明不足のまま小出しにされており、中途半端な印象を受けました。
一番の問題点は、クライマックスでいきなり神谷やサカグラシの一人称に切り替わってしまうこと。ストーリーの流れが途切れて、一気にさめてしまいます。
お酒の銘柄で敵と戦うというアイデアは、秀逸でした。アラは目立ちますが、大きく展開できる可能性を秘めた作品だと思います。


『袖振り合うも推しの縁』/橘 無花果さん

<講評(高瀬美恵先生)>
あまり起伏のあるストーリーではありませんが、それだけに、主人公たちの細やかな感情描写が鍵となります。雨の中でシンヤが妖怪に呼びかける場面が、この作品のクライマックス。丁寧な描写で、引き込まれます。
また、最後の「推し」くんの一言が効いていて、とても読後感が良いです。全体的に、文章力の高さが際立っていました。



▼SF部門
『オリガミに祈る』/梅迫五三さん

<講評(柴田勝家先生)>
何よりもオリジナリティを感じさせる作品。「ペーパーパンク」というタグの通り、紙が世界観の基本にあり、それがSF的なアイデア、ガジェット、思想、と全てを貫く強い柱になっている。最初から最後まで、一つの物語世界を強固に構成できているところが素晴らしい。物語そのものは、人類が進化しきった後の遠い未来における宇宙文化というSFらしいもの。冒頭から見たこともない風景を提示してくれることが喜ばしい。またSF的な描写が続いたところで、主人公のラナミが「論文執筆のために得意な紙文化を持つ惑星へフィールドワークへ行く」という、現代の日本人にとっても伝わりやすい設定を出し、SFに慣れない読者を引っ張ることができている。中盤からは異星人の文化に触れる段になるが、ここが一番面白い部分でもある。紙が展開していき、ラナミの記憶を再現していくシーンは映像としても想像しやすく、かつ新鮮なものになっている。続く博打のシーンと仲間の登場、船長との面会を経て、この紙文化の惑星が主人公目線で異文化であることがわかる。これまで牧歌的に思えて、静かに受け入れてきたものが、船長のショッキングな状態や、折り紙の花畑の炎上などで反転する。これらもシーンとして印象的で、読後には記憶に強く残るものとなった。
一般的な物語ではラナミが惑星から立ち去った後は、そこでの知見をもとに論文を書き、宇宙がどう変化したかを描いて終わりになる。しかし、本作では新しく上位存在となったラナミの思考と、宇宙の意識そのものへの接続が描かれている。この最後の段落が最もオリジナリティを感じた箇所ではあるが、一つの物語として考えた時にどれほど効果を生むか考えてしまった。個人的には物語は発散し、外へ広がっていく(形としてはあるべき場所に収まるものでも)エンディングの方が好きだから、本作の終わり方で十分だと思っている。ただ読者にとっては2章までで終わっても納得するものだと思う。もう1章ほど加えて「紙と信仰」について、じっくり描くことができたら、最後の章が物語として欠かさざるべきパーツになると思った。


『犬と老女と映画館』/デイジーデイジーさん

<講評(柴田勝家先生)>
端正な作品で、読んでいる時に映像が自然と浮かんできた。物語として気持ちを大きく揺さぶられた。また文章そのものに寂しげな単語が織り交ぜられており、作品全体の雰囲気を形作っている。こういった描写が作品自体を支えるというのは、堅実な文章力があってこそ。かなり推敲を重ねたか、もしくは自然と書いたならば素晴らしい描写力だと思う。内容については、時間と家族、荒廃した社会という三つの背景があり、それぞれがSF的な要素で結びついている。「犬」となった宇宙飛行士と、荒廃した地球で暮らす老婆、この二人がロードムービーのように「映画館」を目指す光景は実に美しい。最後に二人が家族であったことを読者は知るが、その情景は悲しげだが陰鬱ではない、エモーショナルなものになっている。
作品自体の完成度は十分だが、語り手として「犬」の割合が多くなっているため結末への伏線も全て担わせてしまっていることが少し気になった。また「さくら」という名前と、犬の視界で花びらが降っていく光景はもっと活かしたい。犬と老婆をつなぐものだからこそ、どこかで「さくら」か花に関わるアイテム、イメージなどが登場すると良いかもしれない。冒頭でも書いた通り、寂しげなイメージの言葉が重ねられているからこそ、何か一つ希望や生命力を表現できるものを入れることで際立つものがあるかもしれない。それが儚い死出の旅のように思えても、救いを感じさせてくれると思う。


『星空を君へ』/ほづみさん

<講評(柴田勝家先生)>
読者へのサービス精神に溢れた作品で、読んでいるだけで明るく笑えるものだった。地の文は単調なものだが、この形なら余計な修飾も必要ないと感じるので、これで良いかと思う。大事なのはフィリップとヤヒロの愉快な掛け合いと、その背景にある未来の地球の姿、そして人情のように感じる。SF作品で人情を大事にしたい、と常々思っているのは、やはり読者は宇宙人でもAIでもなく人間だからだと思う。壮大な宇宙や肉体も精神も人間と異なる宇宙人が出てきて、それでも今現在の人類文明に通じる何かがあると思えれば、それだけで嬉しくなる。この作品は愉快さの中で、そうしたものを読者に与えられる。特に大事なのはフィリップの「星空を見たい」という夢が叶わない理由が、まさしく異星種族としての問題に由来しているところ。ここがSF作品らしいセンス・オブ・ワンダーに溢れていて、それを解決するためにヤヒロが手を尽くすことで心地よい結末に持っていく。
物語の構造としては問題の提示、ヒント、解決という簡単なものではあるが、その中に無数のユーモアと世界観の広がりを感じさせる。脱線しようと思えばいくらでも出来るが、多くは味付けの方で回収できている。不必要な要素もほとんどないが、あえて言うならば透明病の描写と星空を作るまでの工程を少し足すとラストシーンを想像しやすくなるかもしれない。カタルシスのある場面だからこそ、そこを見定めて描写を丁寧に行えれば良い作品になるように思う。


『クリエイト&クライム』/ひらさん

<講評(柴田勝家先生)>
SF作品には色々と評価の軸はあるけれど、この作品が一番「カッコイイ」と感じた。そしてそれはサイバーパンクというジャンルなら大事な評価軸でもある。世界観は創作物が管理される中、そこに関わる犯罪行為が横行するディストピア社会で、主人公は海賊行為を働く若き女犯罪者・ケイ。それが翻って悪を追う公務員となり、彼女のバディを組むのが異様かつ真面目に創作行為を愛する男性・ジローという構図はエンタメの王道とも言える。話の序盤からコミケになぞらえた魅力的な造語やガジェットが並び、かつテンポを損なわずに先へ先へと話を動かしていく。スピード感のあるアクション描写も含めて、卓越した技量を感じさせる。また露悪的な表現が多いように見えて、実際は上品な形に収めており読み味が良い。総じて、言葉選びのセンスに抜きん出るものがあるように思う。
文章については、やや重たい印象を受ける場所がある。ただジョークと軽い掛け合いを挟んでいることで、そこは全体を通してみれば緩和できている。作品としての欠点は、作中でも言及のあるように中盤で起きた事件から解決までのプロセスがほぼ説明で済まされているところ。これは単純に文量の問題で、10万字の単行本サイズなら一番美味しいところになったはず。ケイとジローが抱える、創作することへの思いや、本作のような社会だから生まれる事件、人間の異常性といったものも、全てこの中盤からの展開で表現できたように思う。序盤から出ていた魅力的な言葉があるからこそ「これでどんな展開になるんだろう」と期待が大きくなってしまった。序盤と結末は申し分ないが、それだけに惜しいように感じてしまった。ただ繰り返しになるものの、全て文量の問題で、文字数に合った構成を作れれば解決できる範囲。それ以外のワードセンスと文章力、テンポ感、キャラクター性と世界観などエンタメ作品に必要なものは揃っていると感じた。


このたびはたくさんの作品をご投稿いただき、誠にありがとうございました。受賞作品には3名のイラストレーターに表紙を描きおろしていただき、pixivノベルで掲載します。楽しみにお待ちください。

また、ご投稿いただいた方の中から抽選で30名に「Amazonギフトコード1,000円分」をプレゼントします。
※当選者にはpixiv小説編集部のアカウントよりpixivメッセージにてご連絡します。

今後もpixivに投稿されている「pixivノベル大賞〜2021Autumn〜」の作品をお楽しみください。


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