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この作品 「#愛 #とは」 は 「【遊翼民族アラチャスカ】」「【どうスフィ?】」 等のタグがつけられた作品です。

―――――私は「スフィアと対話する少年」の噂を聞き、集落を訪ねた。恐らく眉唾だと...

藤和@ナイア

#愛 #とは

藤和@ナイア

2016年8月17日 02:26
―――――私は「スフィアと対話する少年」の噂を聞き、集落を訪ねた。恐らく眉唾だと思われるが、これまでにスフィアに接近してなお会話が出来る人間の例は聞いたことがないことから、スフィアと何らかのつながりを得たという可能性も否定できない。仮に事実であれば、巫女の代理となれる可能性も……しかし、少年は集...続きを見る
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私は「スフィアと対話する少年」の噂を聞き、集落を訪ねた。
恐らく眉唾だと思われるが、これまでにスフィアに接近してなお会話が出来る人間の例は聞いたことがないことから、スフィアと何らかのつながりを得たという可能性も否定できない。
仮に事実であれば、巫女の代理となれる可能性も……

しかし、少年は集落で暮らしてはいないという。話によると、どうやらスフィアが視認できる範囲を彷徨っているらしい。
やはり無駄足だっただろうか。スフィアの声が聞こえる人間がこのような扱いであるはずがない。
ともあれ、少年を捜索することにしたが、なかなか見つからない。

「あとは……ここだけですね」

スフィア直下にある温泉。
考えてみれば翼を持たない少年が最もスフィアに近づける場所としてこれだけうってつけの場所もない。

水着に着替え、浴場に向かうとそこには、
一糸まとわぬ姿の少年が立っていた。

―――――

「……、は、はじめまして……。あなたがナイアさん、ですか?」
「はぁ…スフィアさま…」
「…すいません、聞こえてますか?」
「…あれ?おねえさん、だれ?ぼくはナイアだよ」
「はじめまして、わたしはメナトと申します。突然ですが、スフィアの声が聞こえる少年、というのはあなたのことで間違いありませんか?」
「ああ……。そうだよ。ふふ、おねえさんもスフィアさまに愛されたいの?」
「あ、愛?」
「うん、愛だよ。ぼくはスフィアさまと愛し合ってるんだ。ほら、いまも…ふふふ、あはっ、くすぐったいよ」
「…そうですか…。因みにですが、あなたはスフィアについてどう思っていますか?」
「……?どうもなにも……大切な女性(ひと)だよ。スフィアさまのためならぼくはなんだってできるし、スフィアさまもいつも僕のことを見てくれてるんだ…!ああ、スフィアさま、スフィアさま、スフィアさまスフィアさまスフィアさまっ」
「…。ありがとうございました。失礼しますね」
「スフィアさま、スフィアさま…はぁ、はぁ、スフィアさまぁ…」

―――――

興奮する少年を後目に温泉をあとにした。
彼が聞いているのは、どうやら妄言に近い代物らしい。
仮に事実であったとしても、あの様子では巫女の代わりなど出来ようはずもない。
あの様子では集落で暮らすことも難しいであろう。
集落で出会った彼の親族の憔悴しきった様子と、少年の姿を同時に思い浮かべ、憐憫の情を覚えた。

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追記
後日、少年について調べるうち、どうやら彼は食事をしている様子がないらしいことがわかった。
もしかすると何らかの加護か、スフィアとの繋がりがあるのかもしれない。

また、温泉で水着のたぐいを身につけていなかったのは、スフィアと全身で触れあうため、らしい。
彼なりの道理は理解できたが、公共の場で何も身に付けずに興奮するのは、少年とはいえその…、いかがなものかと思わざるを得ない。

―――――

追々記
二度目に偶然出会った際、急に懐かれて戸惑ったが、よくよく話を聞いて解釈してみたところ、どうやらナイアの見るスフィアは、自分の見たことのある若い女性に近い姿をとって現れているらしいことが分かった。
複雑な気持ちである。

―――――

長文キャプションで失礼しました!
メナトさん【illust/49671189】に不毛なインタビューをしてもらいました
なにか不都合があった場合はスルーしてパラレルっていただければと思います…!

ナイア【illust/58257769閉じる

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