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この作品 「初対面」 は 「東方project」「鴉天狗」 等のタグがつけられた作品です。

白狼天狗・椛と鴉天狗の文が、初めて会った頃は――――それが私だから(※長文、注意...

渡島英秋

初対面

渡島英秋

2017年4月24日 18:18
白狼天狗・椛と鴉天狗の文が、初めて会った頃は――――それが私だから(※長文、注意)『初対面』 私と文さんが、初めて顔を合わせた時の話。私は、見た時から彼女が苦手(キライ)だった。 何故かと言われても、今ではもう忘れてしまった。とにかく、見た目や口調などが飄々とした言動で見下してる様に見えたからだ...続きを見る
白狼天狗・椛と鴉天狗の文が、初めて会った頃は――

――それが私だから

(※長文、注意)
『初対面』

 私と文さんが、初めて顔を合わせた時の話。私は、見た時から彼女が苦手(キライ)だった。
 何故かと言われても、今ではもう忘れてしまった。とにかく、見た目や口調などが飄々とした言動で見下してる様に見えたからだ。
 それが、哨戒天狗として数百年も経った或る日の事であった。
 今でこそ、彼女とのわだかりは無くなった物の、苦手意識は抜けない。
 隙を付いては、私を記事編集の助手(補助)にしようとする。だから、非番の日はなかなか娯楽を楽しめない。
 しかし、私は彼女を信頼してる。
 新聞はともかく、目はいつもまっすぐで諦めない気持ちが有るからだ。
 信頼しているが、苦手(キライ)な事には変わらない。
 それからして、彼女は私にちょっかいを掛ける様になった。
 止める様に言ったのに、なかなか止めない。
 しかし、彼女は下っ端哨戒天狗の私と違って、高い階級であった。式典では、正装に着替えて出席をする彼女。しかし、私は変わらずの装束。
 いつも顔を合わせれば、どちらかが口を出すのだが、その時だけは違う。
 私に対して『今日も頑張ってね』と――
 妙にムズ痒かった。
 初対面から数十年が経ち、私達の関係はそれから丸くなっていた。その分、私は任務と彼女の手伝いの両立を計った。
 或る日、私はふと昔の口喧嘩を思い出した。

――――
椛「ヘラヘラして、何が楽しいんですか!?」
文「初対面の人に対して、白狼はそんな口の聞き方をするの? 落ちぶれたものね」
椛「(ムカッ)鴉天狗様に、何が分かるのですか? お気楽で良いご身分ですね! 私達が守らなきゃ何にも出来ない癖に!」
文「ちょっと心外ね。私達、鴉天狗が居なければ、内部の事や指示も仰げないのよ? その小さい頭に刻みなさい。駄犬、イヌ!」
椛「イヌじゃないです! お・お・か・み! 白狼天狗……です。次に馬鹿にしたら、許しませんよ……!?」
文(素で泣き出しちゃった……? あやややや……。)
文「わ、分かりました。謝ります。しかし、そちらも上司として天狗としての私に対する謝罪を述べて貰えれば。公私混同をしたくは無いですが」
椛「…………」
文「如何、為さいましたか?」
椛「い、いえ。先程は、とんだご無礼を……」
文「こちらこそ、部下に対する暴言をお詫び申し上げる」
椛「しかし、貴方の性格は苦手(キライ)ですから」
文「勿論、それでも結構ですから」
――――

 少し関係が深まったかと思う私達だったが、そう簡単には馴染めなかった。
 その数年後に、もう一人の鴉天狗である、はたてと私が関わるのはもう暫く先の話だった。
 少しずつ、私は苦手意識が抜けてはきたが、初対面の頃を思い出すと今でもムカムカしてくる。
 あの性格が、鴉天狗・射命丸文の真骨頂と思えば、それまでだが、今でも昔でもその感情は忘れない。
 更に思えば、あの性格は私に取ってはキライな性格だからだ。
 でも、過ごした分だけ信頼は有る。それが有るから、私は彼女に託せる。
 ――頑張る気持ちが有るから。

―終―

備考:2017年04月24日|漫画デイリーランキング|第354位
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