たくさんのご応募ありがとうございました。
参加賞はpixivメッセージにてご案内しております。シリアルコードには有効期限がございますので、参加された方はお早めにご確認ください。

複数の作品をご応募いただいた場合1作品でも応募要項を満たしていれば、参加賞を配布しておりますが、すべての参加作品が応募要項を満たしていない場合は、参加賞の配布しておりません。恐れ入りますが、ご了承ください。(2022年12月14日追記)

今回の「pixivノベル大賞」のテーマは「イラストから生まれるストーリー」。

お題のイラストの中から1枚選び、そこからイメージした小説を自由にお書きください。イラストに登場しないキャラクターや、独自の設定を追加してもOKです。
文字数は3,000字以上、上限はありませんが未完結の作品は選考対象外となります。


優秀作品には賞金が贈られるほか、お題イラストの表紙付きでpixivノベルに掲載されます。
また、本コンテストに参加した全員にpixivプレミアム3ヵ月無料体験コードをプレゼントします。

▼お題のイラストはコンテスト終了後に小説表紙テンプレートに登場!
2022年7月よりクリエイターのイラストを使った表紙テンプレートデザインがプレミアム機能に追加されました。第2弾は今回のお題イラスト4枚を含め、合計20枚のデザインが追加されます!
第1弾のラインナップはこちら

▼pixivノベルとは
たくさんの小説の無料試し読みや連載小説を楽しめるノベルサービスです。
新着タイトルも続々公開中!
https://novel.pixiv.net/

▼お題イラスト/イラストレーター

・イラストA/あめのじゃく氏
https://www.pixiv.net/users/42720932
対照的な2つの切ない関係をテーマに描いた作品です。
この絵から何かを連想し、新しい物語が生まれたら嬉しく思います。
皆様の作品を楽しみにしております。



・イラストB/potg(ぴおてぐ)氏
https://www.pixiv.net/users/62834074
このイラストは、次の町に行こうとする魔女ちゃんに黒猫が最後のあいさつに来る、というテーマで描いてました。
ぜひ皆様の解釈と小説を投稿いただけると嬉しいです!



・イラストC/よー清水氏
https://www.pixiv.net/users/2830609
この作品はヒエラルキーの最下層からNo.1を目指す、下剋上のイメージで制作しました。
コンテストに参加される皆さんもNo.1を取ってやる!みたいな熱い気持ちでチャレンジしてくださると嬉しいです。



・イラストD/tono氏
https://www.pixiv.net/users/1552606
ローダンセマムという蕾がもこもこしたかわいい白い花を買ったのをきっかけに春を待ちわびていた妖精と、ミツバチを描きました。ここからどんな物語が生み出されていくのか、皆さまの投稿を楽しみにしています。

イラストから生まれるストーリーを募集します!
pixivノベル大賞~2022 Autumn~ 受賞作品
「イラストから生まれるストーリー」をテーマに開催した本コンテストでは、500作を越える作品をご応募いただきました。ご参加いただいたみなさま誠にありがとうございました!
多彩なアイデアがたくさん生み出されていて、物語の奥深い世界を発見することができました。

受賞作品はお題のイラストを表紙としてpixivノベルに順次掲載が予定されています。是非、そちらもあわせてご覧ください。
応募要項を見る
pixivノベル賞
賞金2万円+お題イラストの表紙付きでpixivノベルに掲載
イラストA部門
君に朝顔を
 樫木(かしわぎ)は死にたいと、いつも思っていた。
 居場所がない気持ち悪さから逃れようと高校の卒業式の日、樫木は死ぬことを決意する。死に場所を求め、雪山を登っていた樫木は、山奥で池を見つけた。
 そこには一人の女性がいた。自分が分からないという女性に、樫木は雪女でないかと推測する。親し気に接してくる彼女に警戒しながらも、どうせこの後死ぬのだからと、樫木は自暴自棄に自身のことを話していく。立ち去ろうとする樫木に、彼女は「また明日」と口にした。
 その後、樫木は死ぬために山に登り、そして彼女に会うたび死ぬ気が失せ、下山する日々を過ごしていた。そんなある日、樫木は彼女から朝顔が見たいとお願いされる。渋々引き受けた樫木は朝顔を探すものの、見つけることはできなかった。
 家に帰った樫木は、木彫師の祖父が紫陽花を彫っているのを目撃する。見つからないなら作ればいい。樫木は祖父の手伝いのもと、朝顔を彫り上げる。
 出来上がったのは不細工な朝顔であったが、彼女は嬉しがり池に浮かんでそれを見つめた。彼女の手にある木彫りの朝顔が、樫木には本物のように見えた。
 翌日、池を訪れると彼女はおらず、木彫りの朝顔のみがそこにあった。雪女は冬しか生きられない。そのことを痛感した樫木は慟哭する。
 朝顔を持ち帰った樫木は、祖父から朝顔の花言葉を教えられる。「明日をさわやかに」、彼女の伝えたかったメッセージを知った樫木は死ぬことを止め、生き続けることを決心するのだった。
人生に希望が持てなかった主人公の気持ちが、ある女性に会う度に変化していく様子に心が動かされます。読み終わった後はさわやかで清々しい気持ちになれます。
イラストA部門
夏葬
瓜二つの彼女は、夏の陽炎。
日常にふいに現れる不可思議でちょっとゾッとするような物語が印象的でした。何度でも読み返したくなる魅力があります。
イラストA部門
執着
少女エリザベート・バラチカは薬師として、山奥で一人孤独に暮らしていた。
冬のある日、大怪我を負った青年ユリウスが彼女の元を訪れ、傷の治療を依頼する。彼女はそれを承諾する代わり、住み込みで働くことを提案した。生活を共にするうち二人は心を惹かれていくが、互いが抱える秘密のために関係は中々深まらない。
エリザベートはかつて凶悪な龍・ジュデッカを倒した『凍絶の魔女』だったが、それを理由に国を追放された身であり、他者から恐れられていた。実はこの龍・ジュデッカこそユリウスの正体で、彼は復讐のため自身を倒した人物を探していたのだった。
恋に落ちた相手のエリザベートが『凍絶の魔女』、つまり自分を斬った人間と知り、ユリウスは『呪い』の朝顔で彼女を殺そうとする。しかし彼はエリザベートに惚れていたがために、自らの手を下す覚悟が定まらない。告白の受諾か拒否を問う形で、彼はエリザベートに殺害実行の決断を迫った。告白によってわだかまりの無くなったエリザベートは、彼の望みを承諾したので、結果復讐は行われない。
二人はその後もひとつ屋根の下、安らかに暮らしていく。
孤独な少女と謎の青年、二人のキャラクターが織りなす圧巻のストーリー構成に魅了されました。ファンタジックな情景もリアルに感じられワクワクします!
 エリは冬の国で生まれ育った本好きな少女。彼女は色んな国の御伽噺を読むのに没頭していたが、夏の国で語られる“あつい”という概念を理解出来ずにいた。
 ある日、夏の国大使館兼宿屋の前で、「貴族のレオン家子息・アルベルトが周遊旅行中に姿を消した」と騒ぎが起きていた。エリは図書館でアルベルトを見つけ、夏の国の話を聞くことを条件に自宅で彼を匿う。
 寒さを食んで生きる冬の国の人々は、他の国では“ゆきおんな”と呼ばれるほど寒さに強い。一方、夏の国で生まれ育ったアルベルトはめっぽう寒さに弱い。真逆の国に生まれながらも、二人は惹かれ合う。

 アルベルトはエリに、夏の国に伝わるイポメア・ニル(アサガオ)の御伽噺を語る。
 身分違いの男女の恋を祝福し、朝にだけ咲くようになったイポメア・ニル。しかし、身分違い故に叶わぬ恋は悲劇を招く。失望と嫉妬に駆られたイポメア・ニルの蔓は、離れた場所に居た男女の首を絞め心中させた。
 エリは、御伽噺を介して自身に芽生えた恋心を知り、身も心も焦がす“熱さ”とは何かを理解する。二人の想いは通じ合うものの、アルベルトは夏の国へ帰らざるを得なかった。

 二人は文通を続けるが、三ヶ月が過ぎた頃に、エリはレオン家が夏の国の王位継承権を得たことを号外の新聞で知る。恋の終わりを確信した彼女は、行き場のない恋心を命ごと絶とうと川へ身を投げる。
 しかしエリを救ったのはアルベルトだった。彼は大使に立候補し、冬の国駐在が決定していた。アルベルトはエリに婚姻を申し込み、「二人を繋ぐ蔓には、枯れることのない初恋のイポメア・ニルが咲く」と告げた。
冬の国の少女と夏の国の少年の、正反対の性質を持った二人の胸焦がれる恋にドキドキしました。イラストの細部まで作品全体に落とし込まれている点が見事です。
街に魔女がやってきた。地元の名士であるウォーター家に逗留した魔女は、スカウトした黒猫と共に人々の困りごとを魔法で解決していく。痛んだ絵画の修復、開けられない金庫の開錠、ときには呪いの依頼なんかも。
やがて魔女が街を発つ日が近づいたある日、ウォーター家の次男が何者かに刺され、致命傷を負う事件が発生する。命の灯が尽きようとしている彼を魔法で救うためには、同じく人間の命が必要だと魔女は説明するが、ウォーター家の長女から、犯人に傷を返す呪いがないのか問われる。その呪いは存在した。それは魔女が人を殺すことを意味しながらも、次男の命を救うため、魔女はその呪いで次男を助け、犯人を殺す。犯人は長男だった。
事件の隠蔽に奔走するウォーター家から魔女が旅立つとき、黒猫が見送りに現れる。最後の会話を交わす中で、黒猫は事件の裏側について魔女に語る。黒猫は、これまで魔女が使った魔法、道具、発言、そして事件の状況から、事件の裏側を推理していく。それは、魔女が全てをコントロールした事件だという内容だった。
そして、真実が公にされないまま、魔女は旅立ち、黒猫は元の野良暮らしへと戻っていく。
あどけない少女に見える魔女の秘密が暴かれていく過程がドラマチックに描かれていました。黒猫視点での軽妙な語り口が癖になる面白さです。
イラストB部門
砂の町
沈黙の魔女〈サイレンス〉とお喋りなマフラー〈チャティ〉は、失踪した父親が残した『旅の書』を辿るように、町から町へ旅をしていた。
砂が降りしきるその町は、年々砂の被害が悪化しており、住人のほとんどは町を出ていた。サイレンスたちはその地に足を踏み入れた直後、町の青年に呼び止められた。青年は人違いだったと謝罪し、宿を紹介した。宿には、明日に引っ越しを控えた宿屋の老婆がおり、話の流れで、青年〈シャド〉は失踪した妹〈サラシャ〉をもう五年も探し続けているのだと知った。
サイレンスはその失踪したサラシャと、自らの父親を重ねる。ふたりには、人の命を魔法の力で取り戻す禁忌を犯したという共通点があった。サラシャは兄に、父親はサイレンスに魔法を使い、代償として“最も身近なもの”へ姿を変えた。サイレンスたちの旅は、父親の今の姿を突き止めるためでもあった。
老婆から宿の部屋に通されたサイレンスたちは、そこで普通ではない黒猫と遭遇する。黒猫は自らをサラシャだと主張したうえで、サイレンスに“兄から自分に関する記憶を消して欲しい”と懇願する。それは、この砂の町で自分を探し続ける兄を解放するためだった。
サイレンスは、兄が縛りつけられているのはサラシャによる無意識な呪縛によるものだと察した。記憶を消す頼みを引き受けたふりをして、サラシャの執着を絶ち切ることでその呪縛を解いた。
翌朝、屋根の上から青年の様子を眺めるサイレンスたちの元に、サラシャが現れる。本当は記憶を消していなかったこと、その意図にサラシャは気が付いていた。己の感情と向き合い兄を解放したサラシャは、この町を出ていく兄を屋根から見送った。
兄妹の結末を見届けたサイレンスたちは、箒に乗って次の町を目指し、砂の町を去った。
話すことができない魔女と喋るマフラーのコンビがとても素敵です!ルビの表現で明かされる結末には鳥肌が立ちました。
世界で一番すごい魔女になるため月を目指す少女と、その少女についていけない黒猫は、少女の怪我をきっかけに喧嘩をしてしまう。

少女が月に行こうとしたのは、黒猫のため。
黒猫がそれを止めていたのは、そんなことをしなくていいと思っていたため。

黒猫の体は月の石と魔力で繋ぎ止められていて、月から石を取ってこないと、もうすぐ死んでしまう。
そう思っていた黒猫だったけれど、雪の降る中、少女が来てくれて、消えそうな黒猫にあたたかな命をくれた。

魔法が普通に存在する世界の、小さな小さな二人の、大事なお話。
「世界で一番すごい魔女になる」と言って無茶をする少女の本当の目的に心打たれました。読後心が温かくなるストーリーでした。
第一次大戦と第二次大戦の間の時代。「動物と会話できる魔女」である少女セシリアは、中欧に位置する小国セゴニアを訪れる。セゴニア政府より、国家の傀儡化を目論むスパイを見つけだして欲しいという依頼を受けたセシリアは、街のボス猫レギナの協力を取り付けスパイの男を見つけ出す。だが男は永住権の授与式を間近に控えており、授与が完了した後では罪に問えないことが発覚する。男が持つスパイとしての秘密の身分証を奪取することで事件を明るみに出そうと考えたセシリアは、ハロウィーンに乗じて男に脅迫状を出す。脅迫状を見た男は秘密の身分証を肌身離さず持ったまま授与式に参列するが、セシリアが味方につけたカラスや猫たちの奮闘で身分証を奪い取られ、衆人環視の下正体が発覚、計画は阻止されたのだった。その夜、セシリアはレギナに別れを告げ、戦争に向かう世の中で自分の助けを必要とする人々の所へと旅立つのだった。
「動物と会話できる魔女」が大胆な方法で困難を乗り越える展開にワクワクしました。主人公の活躍をもっと見たくなる物語です。
ポストアポカリプス。差異が極まった世界は崩壊し、“タワー”と“個体”と呼ばれる人為的に差異を失くした新たな人類が、世界を管理し、また浄化していた。
ある日、生産労働を主な任務とする“黄の1”は管理者となるべく生まれた“白の2” に色番号と役割の交換を持ち掛けられる。
互いが求めるもの。差異と探求心。前時代の遺物を求めタワーを見上げるかれらの目には何が映るのか。
色と番号で人間を管理する社会の中で成り代わるというアイデアが、とてもユニークでした。あっという間に物語の世界に引き込まれていきました。
イラストC部門
LaQlia 1
本作品「LaQlia」は2022年に開催されましたpixivノベル大賞〜2022 Autumn〜「イラストから生まれるストーリー」への参加のため、お題イラスト作者/よー清水様の作品(作品名/最下層)を元に執筆しております。よー清水様の内包する力強く、世界へ引き寄せられるようなイラストとともにお楽しみいただければ幸いです。
個性あるキャラクター達と練り込まれたストーリーは読み応え抜群でした。読み進めるたびに世界観に没頭していく作品です。
イラストC部門
叛逆
<最下層>に住む少年。彼は目覚めたときからひとりぼっちだった。
そこに突如現れたおっさん。彼は<上層>から来たという。
徐々に仲良くなる2人。そして訪れる別れ。
しかし、おっさんはとある秘密を隠していて――――?
層に分かれた生活という特殊な設定がリアルに描かれていました。特に最下層に住む主人公が自身の正体を知る場面や、謎のおっさんの正体が紐解かれる展開は衝撃でした。
蜜蜂の女王、マーガレット。彼女の分蜂先に偶々選んだのはマンションの屋上。箱庭のように小さな世界。
幼く病弱な住人の少年、シロウに、姿を表し話し相手となってあげることに。
病気がちなシロウを、病気だからと厄介がるシロウの両親。
次第に生きることに倦み、シロウは、
『生まれ変わったら、君と一緒に暮らしたい。幸せになりたい。君といるときだけが僕は幸せなんだ』と言う。
シロウが心を開いたのはマーガレットだけだった。そして、マーガレットが聞いてしまったシロウの命の期限。
そして更なる二人を苦難と誤解が襲う。それは蜜蜂の巣の駆除。
次々と命を落とす働き蜂。マーガレットは、この楽園を棄てる。
そして、訪れるシロウとマーガレットの死。
何処か解らない天国のように美しい場所で二人は再会する。
違う生き物で生き方も違う二人の心情が丁寧に描かれていました。魅力的な世界観が忘れられないストーリーでした。
会社員である木原がまだ幼かった頃、彼女にはお気に入りの絵本があった。花のお姫さまとみつばちが助け合う、淡く美しい挿絵が印象的な本だ。
けれど彼女はいつからかその本が嫌いになった。そのお姫さまはみつばちを愛しているのに、みつばちには家族がいたからである。

師走の忙しい時期、木原に後輩ができた。
鉢屋くんという気弱で優しい彼が、廊下の隅で泣いているのに出くわしてから、木原は彼と仲を深める。鉢屋くんの弱音を聞き、よく杯を交わすようになっても、木原は彼にあと一歩踏み込むことが出来ないでいた。彼の薬指には光る指輪があり、婚約者がいたから。

「ありがとうございます。いつかきっと恩を返します」

あのみつばちと同じ言葉を吐いていたくせに、ついに鉢屋くんは婚約者と結婚し、遠くの地へ行ってしまった。

それから恋人も作らず変わらぬ毎日を過ごしていた木原は、寒い冬の疲れ果てた帰り道で、良からぬ男に引っかかりそうになる。
そんな彼女の前に現れ、冷たい木枯らしを遮って、庇ってくれた人影があった。

見慣れた懐かしい顔と、木原はまた見つめ合う。恩返しになったかと情けなく笑う彼の背後に、ちらちらと雪が降り始める。
まるであの絵本のラストのような、白く淡い、花弁のような雪が。

家族がいる青年を愛してしまった、一人の女の子のお話。
丁寧に描かれる情景に引き込まれ、主人公の思い出や感情をリアルに想像することができました。イラストからの発想も面白く心をつかまれます。
冬眠から早く目覚めた妖精の少女エアルは、他にも起きている者は居ないかと草花に声をかけるが、皆はまだ眠っており、世界は静寂を保っていた。
仄かな春の気配を感じたエアルは春の訪れまでの数日静かにして待つことにしたが、ある日ミツバチと出会い、共に春を待つことにする。

意志疎通が難しく、針を持つからとエリアを分けて暮らしていた妖精とミツバチ。けれどその優しさに触れ、ふたりの春待ちの時間は穏やかに過ぎていく。
エアルはそんな日々の中、冬眠前に同じ妖精の彼、アベイユと交わした約束を想い「会いたい」と語るが……。

アベイユは、冬眠前に既に亡くなっており、春に願った約束が叶うことはなかった。

やがて春を迎え、エアルとアベイユが交わした約束を果たすミツバチに、エアルは彼が生まれ変わり、ずっと寄り添ってくれていたのだと知る。

けれど再会も束の間、異なる種族に生まれたふたりは、再びすぐに別れを迎えることとなる。
そんなふたりの、春の出会いと別れと約束の話。
言葉が通じなくても、種族が違っても通じ合い惹かれていく主人公とミツバチが素敵でした。穏やかで温かい気持ちになる作品です。
  満開に咲きほこるローダンセマムをめぐって、ちぐはぐな二匹による決闘が勃発する。おてんば妖精は種族への固定概念への憂さ晴らしと、暇つぶしのために。生真面目なミツバチは女王蜂の食料のために。
 楽勝できるとふんでいたミツバチは、妖精の戦闘力に度肝を抜かれて苦戦する。そして妖精の本気が、生真面目に思われたミツバチの本音を引き出していく。彼らを見つけた人間の子どもが無邪気なジャッジメントを下したことで決闘はうやむやになるものの、妖精の姿を写真に納められてしまったことは、妖精界にとっての大問題であることを予感させる。当の妖精は、ありのままの自分を本気で相手にするミツバチに興味津々で、しつこく後を追っていく。
 一方で、沈黙を貫くローダンセマムは周囲の喧騒も何処吹く風。周りに翻弄されることもなく、自然体な「わたし」でいることが誇らしいと、人知れず思っていた。
変わりものの妖精とミツバチの関わり、そしてそれを見つめる人間の子供など一人一人のキャラクターが魅力的です。最後の一文もとても素敵でした。
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「pixivノベル大賞〜2022 Autumn〜」はお題イラストからイメージした小説を募集する投稿企画です。

ピクシブは、参加ユーザーが本投稿企画に作品を投稿することにより、参加ユーザーが本応募要項をすべて読み、内容に同意したものとみなします。
本投稿企画に参加いただく前に、必ず本応募要項を読んで、投稿してください。
テーマ
お題のイラストの中から1枚選び、そこからイメージした小説を自由にお書きください。
開催期間
2022年11月9日〜2022年12月11日 23:59
応募部門
イラストA部門
お題のイラストAから想像した物語を募集します。
参加タグ:pixivノベル22秋_イラストA
イラストB部門
お題のイラストBから想像した物語を募集します。
参加タグ:pixivノベル22秋_イラストB
イラストC部門
お題のイラストCから想像した物語を募集します。
参加タグ:pixivノベル22秋_イラストC
イラストD部門
お題のイラストDから想像した物語を募集します。
参加タグ:pixivノベル22秋_イラストD
受賞賞品
pixivノベル賞
各部門から1~4名
賞金2万円+お題イラストの表紙付きでpixivノベルに掲載
参加賞
参加ユーザー全員
pixivプレミアムコード3ヵ月分
※複数作品でご参加いただいた場合も受け取れるコードは3カ月分のみになります。
1. 定義
・ピクシブ: ピクシブ株式会社 。本投稿企画の主催者です。
・pixiv:ピクシブ株式会社が運営するサービス https://www.pixiv.net/
・本投稿企画:pixivノベル大賞~2022 Autumn~
・本応募要項:「pixivノベル大賞~2022 Autumn~」応募要項
・共通規約:ピクシブ株式会社 サービス共通規約 https://policies.pixiv.net/
・参加ユーザー:本投稿企画へ参加するユーザー
・参加作品:本投稿企画参加作品

2. 参加方法
テーマ・投稿形式に合わせて小説を執筆し、参加する部門の参加タグを設定したうえで、開催期間内にpixivへ投稿してください。

【テーマ】
お題のイラストの中から1枚選び、そこからイメージした小説を自由にお書きください。

【投稿形式】
作品形式:小説
投稿形式:読み切り作品/シリーズ作品
本文文字数:3,000字以上(pixivの投稿画面・作品画面上の表示を基準とします。シリーズ形式で投稿する場合、期間内に投稿されたシリーズ全体の文字数合計でカウントします)
表現内容:オリジナル作品(必ず「オリジナル作品」にチェックを入れてください)
年齢制限:全年齢
公開範囲:全体に公開
作品の言語:日本語
キャプション:結末までの概要が分かるあらすじを記載してください。シリーズ形式で投稿する場合、シリーズのあらすじに記載いただいても構いません。あらすじの分かりやすさも選考の対象となります。


【参加タグ】
<イラストA部門>
pixivノベル22秋_イラストA

<イラストB部門>
pixivノベル22秋_イラストB

<イラストC部門>
pixivノベル22秋_イラストC

<イラストD部門>
pixivノベル22秋_イラストD

※シリーズ形式での応募の場合、シリーズの1話にのみ参加タグを設定してください。同一シリーズの2話以降に参加タグを設定する必要はありません。

【参加資格】
pixivのユーザーであって、本応募要項すべてに同意された個人(企業またはおよび複数の方による共同作品は参加できません)
※未成年の方は、本応募要項への保護者の同意を得たうえでご参加ください。

【その他】
・投稿期間を過ぎた時点で未完結の作品は選考対象外になります。

・参加作品は、未発表のもの、オリジナルのもの、ご自身に著作権があるものに限らせていただきます。なお、以下に例示する行為について、単体では「発表」に当たりません。ただし、その他の発表行為等がある作品は、本投稿企画へ参加できません。

(1)参加ユーザー自身が主催・運営するblog等のWebサイトにて発表した作品
(2)参加ユーザー自身で作品の修正・削除等が可能な非営利目的の小説投稿サイト(pixivを含む)にて発表した作品
(3)過去に本投稿企画以外のコンテストに応募し選外となった作品または受賞後、商品化の展開・予定がない作品
(4)参加ユーザー自身が非営利目的で制作・発行した紙媒体の同人誌で発表された作品


・参加作品は選考結果発表まで削除・非公開化などを行わないでください。また、受賞作品については選考結果発表後も削除・非公開化などを行わないでください。


3. 注意事項
・pixivノベルに掲載する際、誤字脱字修正を含めた加筆修正をお願いする可能性がございます。
・コンテスト開催期間中、お題として指定したイラストを挿絵や表紙などに使用することはできません。ただし、当該イラストが小説表紙テンプレートとして提供された後に、編集画面より表紙の差し替えを行なうことは可能です。
・応募要項、pixivガイドライン、サービス共通利用規約への違反が確認された場合、参加者全員プレゼントのプレミアムコード発行が行なえない場合がございます。

【結果発表について】
本投稿企画の結果発表はpixivにて行われます。受賞作品においては、作品およびpixivのペンネームが、pixiv公式のTwitter、Facebookページなどのpixiv公式SNSアカウント、その他pixiv関連サービスに掲載される可能性があります。
参加ユーザーへ選考結果を個別にお知らせすることはありません。

【日本国外からの投稿について】
(1)日本国外在住の方も参加可能ですが、参加作品は日本語で書かれたものを募集します。本応募要項に同意のうえ、ご参加ください。
(2)受賞した際の賞金は2万円から送金手数料を差し引いた額を送金いたします。

【選考の対象について】
次の各号に該当する作品(参加作品のタイトル、キャプション、タグ、ニックネームを含みますがこれに限りません)は、選考対象外となります。選考対象外の作品は、ピクシブの判断において、本投稿企画に関連する各種ページより取り下げる場合があります。また、選考後に以下に該当することが発覚したときは、授賞の取り消しや賞品の返還等の措置を取る場合があります。

(1)「参加方法」に定められた内容を満たしていないもの
(例。以下は一例ですがそれに限られません)
・テーマに関連がないとピクシブが判断した作品
・参加タグが設定されていない作品
・pixivでの公開範囲が「マイピク限定」「非公開」に設定されている作品
・pixivでの年齢制限が「R-18」「R-18G」に設定されている作品
・未完結の作品
・投稿期間を過ぎて投稿、編集された作品(タイトル・キャプション・あらすじを含む)。誤字脱字など軽微な修正も編集とみなします。
※締め切り後、シリーズへの新規話数追加は可能ですが、審査は期間内に投稿された作品にて行います。また、期間内に投稿されている作品が未完結の場合は審査対象外となります。
※お題イラストが小説表紙テンプレートとして提供された後に表紙の差し替えを行うことは審査対象外に該当しません。(2022年12月6日追記)
・企業または複数の方による共同作品
・保護者の同意を得ずに参加した未成年ユーザーによる投稿作品

(2)「共通規約 第14条 禁止行為」の各号に該当するもの
(例。以下は一例ですがそれに限られません)
・ピクシブ、もしくは第三者の著作権、意匠権等の知的財産権(共通規約 第21条第1項に定義。)、その他の権利を侵害する行為、または侵害するおそれのある作品
・残虐表現、またはわいせつ表現など第三者へ不快感を与える作品
・ピクシブ、もしくは第三者の財産、肖像権などプライバシーを侵害するもの、または侵害するおそれのある作品
・当社もしくは第三者を不当に差別もしくは誹謗中傷し、第三者への不当な差別を助長し、またはその名誉もしくは信用を毀損する作品
・公序良俗に反する作品
・その他共通規約 第14条の各号に該当する事項が確認される作品

(2)に該当する作品については、ピクシブより、参加作品かどうかに関わらず「共通規約 第15条 違反行為等への処置」に基づく措置を講ずることがあります。

(3)その他
・同じ作品を複数回投稿しているもの
・第三者からの依頼や、pixivのリクエスト機能により制作した作品(リクエストリワードを含む)
・既に商品化されている作品、商品化の予定がある作品、他のコンテスト等に投稿済みの作品、または他のコンテスト等で受賞した作品
・本応募要項に違反するもの
・ピクシブからの連絡に対し、返答期限内に返答がなかった場合
・その他、ピクシブが参加作品として適切でないと判断したもの

【作品の権利について】
参加作品の著作権は、当該参加作品を投稿した参加ユーザー本人に帰属するものとします。
ただし、受賞者は、参加作品が受賞した時点(受賞者とピクシブとの間で、受賞に伴う諸情報入力フォームへの入力等のお手続きが完了した時点。以下、「受賞した時点」といいます)で、ピクシブに対し、受賞作品の利用(書籍化、電子書籍化、コミック化、アニメ化、実写映像化、ゲーム化、商品化、デジタル商品化等、受賞作品を翻訳・翻案・複製等したうえ利用することをいい、当該利用を第三者に再許諾すること等著作権法27条および28条の権利を含みます。以下同じ)を独占的に許諾することにつき、予めご承諾いただくものとします。また参加作品が受賞した場合には、受賞した時点で、受賞者は、ピクシブの事前の承諾なくして、受賞作品を自ら利用し、あるいはピクシブ以外の第三者に利用させることはできないものとします。

受賞作品以外についても、参加作品を他媒体に掲載する場合は以下のことにご留意ください。

参加作品を同人誌、書籍、小説投稿サイトなどにて発表する場合は、下記のように出典を明記してください。
「この作品は『pixivノベル大賞〜2022 Autumn〜』イラスト〇部門に参加するため創作したものです。
https://www.pixiv.net/novel/contest/https://www.pixiv.net/novel/contest/novel22autumn」

【情報の取扱いについて】
ピクシブは、本投稿企画への投稿に際していただいたすべての情報を、本投稿企画の選考および参加ユーザーへの受賞通知のためにのみ使用するものとします。

賞品の送付のために新たに収集する個人情報は、本投稿企画の賞品発送が完了次第、適切に消去いたします。個人情報取扱事業者についての詳細はピクシブのプライバシーポリシー(https://policies.pixiv.net/#privacy)をご覧ください。
一部賞品の送付に際しては個人情報を請求する場合があります。あらかじめご了承ください。

4. 免責事項
(1)参加ユーザーは、自己の責任において本投稿企画に参加するものとします。
(2)ピクシブは、本投稿企画において、参加ユーザーとその他の第三者との間で生じたいかなる紛争についても、その原因の如何を問わず、いかなる責任も負担しないものとします。
(3)本投稿企画は、システムのメンテナンス等、ピクシブ株式会社が必要と判断した場合には、事前に何ら通告なく休止する場合があります。
(4)ピクシブは、参加ユーザーが本投稿企画に関して被ったいかなる損害(本投稿企画の中断、中止に起因するものを含み、これに限定されない)についても、その責めを負わないものとします。
(5)本応募要項に定めるピクシブの免責については、損害発生の直接的原因となる事由がピクシブの故意または重過失による場合には適用しないものとします。
(6)ピクシブは、本投稿企画へ参加するにあたって、参加ユーザーに生じた諸費用については一切負担しません。

5. お問い合わせ
(1)本投稿企画に関するご意見、ご質問がございましたらこちらまでご連絡ください
(2)お問い合わせいただく際は必ず「返信先メールアドレス」「ニックネーム」「問い合わせ内容」をご記入ください。また、件名は必ず「pixivノベル大賞~2022 Autumn~について」としてください。
(3)電話でのお問い合わせはご遠慮ください。
(4)選考過程についてはお答えできません。

6. 準拠法と裁判管轄
本投稿企画および本応募要項に関する事項には日本法が適用されます。また、本投稿企画および本応募要項に関するピクシブと参加ユーザーとの間の紛争については、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。

以上
1. 応募の決まりを確認しよう
応募条件はコンテストごとに違います。
よく読んで、作品の構想を練りましょう。
2. テーマにそった作品をつくろう
お題のイラストの中から1枚選び、そこからイメージした小説を自由にお書きください。
開催期間:2022年11月9日〜2022年12月11日
3. できた作品を投稿しよう
投稿する前にもう一度、投稿形式が応募条件を
満たしているかチェックしましょう。
4. 応募完了!
審査が終わるまでお待ちください。
コンテスト結果が発表されると通知が届きます。