「第3回日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト」、略して「さなコン3」。
本企画では、スコシフシギ、スバラシクフシギ、SFマインドやファンタジー感に溢れた新しい世界を見せてくれる作品をお待ちしております。
様々な困難にまみれた現実に直面している今だからこそ、想像と創造の力をいかんなく発揮し、人間の意志の力を感じさせる作品をお待ちしています。

今回のテーマは「共通書き出し」。
日本SF作家クラブが提案する下記の文章を書き出しの文として、自由に執筆し10,000文字以内の短編小説にしてください。

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「チャンスは残り三回です」どこか楽しげに声は告げた。
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一次選考を通過した全作品に対して、選考を担当した日本SF作家クラブ会員からのフィードバックコメントが贈られます。
また、一次選考通過にあと一歩だった作品を、一次審査員と運営チームがピックアップして紹介します。

▼特別審査員
・池澤春菜先生
『SFのSは、ステキのS +』『火守(劉慈欣著 池澤春菜訳)』
「第一回:下読み(実は投稿もした)、第二回:二次選考審査員、そして第三回はついに特別審査員に!! 手ぐすね引いて、力作をお待ちしております。」

▼最終選考審査員
・十三不塔先生
第8回ハヤカワSFコンテスト優秀賞『ヴィンダウス・エンジン』『絶笑世界』
「ちいさなSFコンテストだからこそ、おおきな物語を詰め込んで、気後れなしに突拍子もないアイデアを披露してください。心揺さぶられる作品をお待ちしております。」

・茜灯里先生
『馬疫』 コラム『サイエンス・ナビゲーター』
「どんな作品を書いても「カテゴリーエラー」なんて言われない日本一懐の広い小説コンテストです。作者も審査員も思いっきり楽しみましょう。」

・ SOW先生
『剣と魔法の税金対策』『機動戦士ガンダムSEED エクリプス(原作)』 『戦うパン屋と機械じかけの看板娘』
「"あと"三回と考えるか、"まだ"三回と考えるか、これだけで物語は生まれます。
 もしかして"また"三回!?でもいいかもしれませんね。楽しみにしております。」

▼二次選考審査員
秋永真琴先生
揚羽はな先生
竹田人造先生
立原透耶先生
飛浩隆先生
人間六度先生
林譲治先生
榛見あきる先生
久永実木彦先生
三瀬弘泰先生
門田充宏先生


▼日本SF作家クラブとは
1963年発足。日本SF大賞の企画・運営などを通し、日本のSFおよびファンタジー分野に関する文化・芸術の振興を目的として活動する団体です。
日本SF作家クラブ公式FANBOX
にて、本コンテストの様子も紹介予定です。


「さなコン3」表紙テンプレートが期間限定で登場!
「さなコン3」の開催を記念して、YOUCHAN先生のイラストが入った表紙テンプレートが期間限定で追加されます。
応募作品を投稿する際にぜひご利用ください。



◆一次選考結果発表
◆一次選考通過にあと一歩だった作品
第3回日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト 受賞作品
678作品ものご応募、ありがとうございました!
日本SF作家クラブ公式FANBOXにて審査の詳細を取り上げていただいておりますので、こちらもぜひご確認ください!

◆受賞作への講評
◆コンテスト総評
◆一次、二次選考通過作品へのフィードバックコメント
◆一次選考通過にあと一歩だった作品へのフィードバックコメント
応募要項を見る
日本SF作家クラブ賞
日本SF作家クラブ特別ノベルティ(非売品)+日本SF作家クラブによる講評+さなコン3小冊子に作品を収録
月の軌道上に浮かぶコロニー群。
配管工のラズロは、カウンターテロリズム部隊「ZAT」の訓練生選抜試験に参加していた。
そんなある日、人質事件が発生。
ZATに出動がかかる。
特別審査員賞
池澤春菜先生サイン入り書籍+池澤春菜先生による講評+さなコン3小冊子に作品を収録
 学食でばったり顔をあわせ、流れで宅飲みに走る大学生四人。面々は留学生のチャンさん、おっとりマイペースなスワノ、実は不老不死のリサコン、民族/民俗学オタクのイデスカ氏。この日は酔いがいい感じにまわったきたところで、ピザ争奪をかけてじゃんけん大会が開催された。

 じゃんけんではリサコンが勝ちまくった。ピザの残りがあと三切れになったところで彼女の口をついて出たあおり文句が、「チャンスは残り三回です」だった。

 その後リサコンは「チャンスは残り三回です」という言葉にまつわる体験談を披露する。それはふとしたときに空から聞こえてくるもので、彼女のような不死の者には耳なじみのものだ。しかしリサコンが不老不死であることを知らない他の三人は、いつもの創作昔話と受けとめる。民俗学的な視点からの考察も試みられたがその場かぎりで話は終わり、そのまま飲み会はおひらきになった。

 数年後。四人はやっぱり一緒に飲んだくれている。その様子はちっともかわらない。かわったのは、場所が部屋から横丁の飲み屋になったこと、それぞれのライフステージ、それから容姿だ。

 一人だけ容貌の変化がないことを指摘されたリサコンだが、話をそらしてその場をやりすごす。帰り道、彼女は三人の前から姿を消さねばならないタイミングが迫っていることを自覚し、三人のことに思いをはせ、もの思いにしずみながら街の喧騒の中に消えていく。空からは不死の者にしか聞こえない、あの不思議な声が聞こえていた。「チャンスは残り三回です」。
審査員賞(十三不塔賞)
作品を選出した先生による講評+さなコン3小冊子に作品を収録
 デスゲームアオカケスは、北米のとある州では州鳥として愛されている野鳥だ。春にはデスゲーム主催者のような美しい声で鳴くことで知られている。

 主人公は動画配信のネタ集めのために、デスゲームアオカケスの言語を研究する人々「デス言語ゲーム学研究室」の野外調査に同行する。

 主人公にとって、デスゲームアオカケスの鳴き声は、デスゲームの物語の進行に合わせて主催者が喋っているように聞こえる。「チャンスは残り三回です」などの文言を始め、デスゲームでありがちな文章の数々が物語的な順序で、その鳥の囀りから紡ぎだされるからだ。
 しかし、研究者たちに言わせればそれは表面的な解釈で、実際にその言語の意味するところはもっと現実的だ。例えば、「チャンス」は「エサ」を意味している。デスゲームアオカケスはその言語でエサや天敵や求愛など、彼ら自身の現実について会話しているのであり、デスゲームが進行しているように聞こえるのは偶然なのだ。
 言語はその生物の活動と切り離しては考えられない。それが「デス言語ゲーム」という概念を提唱した高名な哲学者の金言だと研究者の女性がCさんが言うので、主人公は納得してしまう。

 そんな中突然、B先生と呼ばれる研究者がデスゲームアオカケスによって惨殺されてしまう。研究室のメンバーも殺されていく。
 主人公はCさんと逃げ出すが、デスゲームアオカケスの群れに囲まれてしまう。主人公はスマホでチャットAIを起動させることでデスゲームアオカケスと会話させ、危機を逃れる。

 森から脱出する二人。Cさんはなぜ効果があったのかの考察の過程で、生成AIとデスゲームアオカケスの共通点について語る。それは、論理よりも確率によって動くということだった。
「それは既存の文章の、決定論的で、確率論的な複製です」Cさんは言い、二人は森を抜けた。
審査員賞(茜灯里賞)
作品を選出した先生による講評+さなコン3小冊子に作品を収録
近未来の地球。社会の主要な決定はアンドロイドたちに委ねられ、人間はアンドロイドを補佐する存在となっていた。
ミカはアンドロイドを毛嫌いしている青年だが、高校までのライフログを参照したアンドロイドのイツァークから、ぜひ助手になってほしいと請われる。健康上の理由など、やむを得ない理由がない限りアンドロイドからの要請を拒否することはできないため、嫌々ながら仕事に就くミカ。
友人から、対アンドロイド規範(対ア規範)に五回違反すると恐ろしい罰があると聞かされるが、ミカはアンドロイドへの反発心を抑えられず、違反を重ねてしまう。
イツァークを毛嫌いしつつも、美しく魅力のある彼に心惹かれる気持ちを否定しきれないミカ。そんなミカにイツァークは「君を見ていると昔の私を思い出す」と言う。
ある日、些細な言い合いが原因で、ミカはついに五度目の規範違反を犯してしまう。そんなミカをイツァークは糾弾することなく、逆に「思った以上の逸材だ」と述べ、祝福する。
実はアンドロイドとは、規範を犯した人間の脳をアンドロイド素体に移植した存在だったのだ。規範違反五回というのはいわばテストであり、社会構造に歯向かえるかどうか、アンドロイドは人間を試していた。
自らがアンドロイドとなることをついに受け入れ、瞑目するミカ。
時が経ち、反抗的な態度の青年を前にしながら、かつて人間だったミカは昔の自分を思い出すのだった。
審査員賞(SOW賞)
作品を選出した先生による講評+さなコン3小冊子に作品を収録
 近未来。砂で覆われて滅びた大陸の国からやってきたニコチンは、ある国の砂前線で飛来した砂除去する仕事をしている。重機も使えない劣悪な環境である砂前線に集まって来るのは、みなワケありの男たちだったが、外国人であるニコチンにとっては、誰も過去を語らず、あだ名で呼び合うようなこの環境は居心地が良かった。そのうえ、年季があければ永住権も手に入り、食料を手に入れる手段もある。ニコチンは満足していた。
 ある日ニコチンの班の若い新入りが怪我をする。その若者は冬場食料が足りなくなったときの非常食として、密かに目をつけていた男だった。男は町に運ばれて入院し、その代わりに欠員補充されたのは、今まで砂前線配属されたことのない「女」だった。そのマナという名の女を、居なくなった若者代わりに冬場の非常食にすることに決めたニコチンたち。だが次第に班員の様子が変わってくる。みんな、なにくれとなくマナの世話を焼き、まるで姉に/妹に/恋人に/母に/するように接するようになったのだ。ニコチン自身、マナに妹の面影を見るようになる。砂に覆われた祖国からの逃避行で失ってしまった妹の思い出が浮かぶ。その間にも、マナはみんなと親しみ、仲良くなっていく。
 短い秋が終わりるころ、あの入院していた若者が帰ってきた。ナイキというあだ名をつけられた若者は、現場には戻らず課長付き内勤となったが、相変わらずニコチンたちに親しみを持って接していた。短い安らぎの時間は終わり冬が来た。三年ほど前から送られてくる物資の中抜きが横行し、特に冬場の食料は年々乏しくなっていった。そして今年はとうとう送られてくるべき物資が届くべきときに届かなかった。砂前線を飢えが襲った。ニコチンたちの班ではとうとうマナを食べるために殺すことになった。それに気づいたナイキはニコチンを呼び出し情に訴え止めようとする。そんなナイキにニコチンは自分の過去を話し始める。母親たちとはぐれ、妹と二人で海岸目指して歩いたこと。やっとたどり着いた町で、弱って動けなくなった妹を残し食べ物を探し回ったこと。幸運にも道端で鍋をしていた女にごちそうしてもらい、妹の分もわけてもらったこと。そして妹の待つ場所に行ったとき、そこで毟られた妹の髪の毛と血溜まりを見つけたこと。自分が食べたのは妹だったのだとそのとき気がついたこと。妹を食べた自分はとっくに人間ではないのだ。
そう話すニコチンにナイキは告げた。マナは人間ではなく、課長の発案で現場の士気を高めるために送られてきたアンドロイドだったのだと。
 その言葉を自分たちに諦めさせるウソだと思ったニコチンは、マナの殺害を決行する。イルカをみんなで見に行こうと誘って、砂地でマナを撲殺した。飛んでいくマナの首から歌声が響く。倒れた機械の体に居合わせた班員たちは呆然とする。そうして自分たちが大切なものを失ってしまったことに気づき泣き始める。もちろん、ニコチンも。マナの死でみんなが人間らしさを取り戻して泣いている。駆けつけたナイキはどうして泣いているのかわからず、ただ誰も死ななかったと安堵した。
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「第3回日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト」は、さまざまな非日常をテーマとした作品を募集する投稿企画です。

ピクシブは、参加ユーザーが本投稿企画に作品を投稿することにより、参加ユーザーが本応募要項をすべて読み、内容に同意したものとみなします。
本投稿企画に参加いただく前に、必ず本応募要項を読んで、投稿してください。
開催期間
2023年4月28日〜2023年6月4日 23:59
受賞賞品
日本SF作家クラブ賞
1名
独創的なアイディア、意表をつく展開など、想像力に優れた作品を選出します。

賞品:
日本SF作家クラブ特別ノベルティ(非売品)
日本SF作家クラブによる講評
さなコン3小冊子に作品を収録
特別審査員賞
1名
賞品:
池澤春菜先生サイン入り書籍
池澤春菜先生による講評
さなコン3小冊子に作品を収録
審査員賞
若干名
審査員の先生方が注目した作品を講評します。

賞品:
作品を選出した先生による講評
さなコン3小冊子に作品を収録
1.定義
・日本SF作家クラブ:一般社団法人日本SF作家クラブ。本投稿企画の主催者です。
・ピクシブ:ピクシブ株式会社。本投稿企画の共催者です。
・pixiv:ピクシブ株式会社が運営するサービス https://www.pixiv.net/
・本投稿企画:第3回日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト
・本応募要項:「第3回日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト」応募要項
・共通規約:ピクシブ株式会社 サービス共通規約 https://policies.pixiv.net/
・参加ユーザー:本投稿企画へ参加するユーザー
・参加作品:本投稿企画応募作品

2.参加方法
テーマ・投稿形式に合わせて小説を執筆し、参加タグを設定した上で、投稿期間内にpixivへ投稿してください。

・テーマ
共通の書き出しから発展したオリジナル小説を募集します。表現内容、細かい設定などは問いません。

下記の文章を作品の最初の一文とした1万文字以内の小説を執筆してください。この文章は改変せず、そのまま作中で使用してください。

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「チャンスは残り三回です」どこか楽しげに声は告げた。
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OK例
「チャンスは残り三回です」どこか楽しげに声は告げた。それは聞き覚えのあるセリフだった。

NG例
「「チャンスは残り三回です」どこか楽しげに声は告げた」そのパネルにはそんな文字が刻まれていた。 → カッコで括っている・句点を削除している

※NG例は上記が全てではありませんのでご注意ください。課題文のまま、単独で配置されていないと判断されるものは全てNGになります。

・投稿形式
・形式:小説
・文字数:10,000文字以内(pixivの投稿画面・作品画面上の表示を基準とします。シリーズ形式で投稿する場合、シリーズ全体で10,000文字以内としてください)
・投稿数:1点以上、複数作品の投稿可能(ただし、同じ作品を複数投稿することはできません)
・表現内容:オリジナル作品
・年齢制限:全年齢
・pixivでの公開範囲:全体に公開
・作品の言語:日本語


※シリーズのあらすじ、もしくは作品のキャプションのどちらかに結末までの概要が分かるあらすじを記載してください。あらすじの分かりやすさも選考の対象となります。

※一シリーズの中の一部作品で参加することはできません。シリーズの一話目に参加タグをつけてシリーズ全体で参加するか、シリーズに所属していない読み切り作品で参加してください。

※シリーズ形式での作品を投稿する場合、最初の作品の冒頭にテーマの一文を使用してください。

※未完結の作品もご応募いただけます。未完結の場合、「未完結」タグを設定してください。

※応募作品は、未発表のもの、オリジナルのもの、ご自身に著作権があるものに限らせていただきます。

※参加作品は応募期間終了から選考結果発表まで更新・修正・削除・非公開化・シリーズ情報の更新・シリーズへの作品追加などを行わないでください。また、受賞作品については選考結果発表後も削除・非公開化などを行わないでください。

※参加タグ「さなコン3」を追加した時点で応募と見なされ、応募期間中であっても審査される場合があります。応募期間中に誤字脱字の修正や改稿を行いたい場合は、作品が完成してから「さなコン3」のタグを追加してください。

※本投稿企画の応募期間中、「さなコン3」開催記念表紙テンプレートが使用できますが、このテンプレートを使用していなくても審査には影響がありません。

・参加タグ
さなコン3

※シリーズ形式での応募の場合、シリーズの1話にのみ参加タグを設定してください。同一シリーズの2話以降に参加タグを設定する必要はありません。

・投稿期間
2023年4月28日(金)〜2023年6月4日(日) 23:59

・参加資格
pixivのユーザーであって、本応募要項すべてに同意された個人(企業またはおよび複数の方による共同作品は参加できません)
※未成年の方は、本応募要項への保護者の同意を得た上でご参加ください。

3.賞

日本SF作家クラブ賞(1名)
独創的なアイディア、意表をつく展開など、想像力に優れた作品を選出します。

賞品:
日本SF作家クラブ特別ノベルティ(非売品)
日本SF作家クラブによる講評
さなコン3小冊子に作品を収録


特別審査員賞(1名)
賞品:
池澤春菜先生サイン入り書籍
池澤春菜先生による講評
さなコン3小冊子に作品を収録


審査員賞(若干名)
審査員の先生方が注目した作品を講評します。

賞品:
作品を選出した先生による講評
さなコン3小冊子に作品を収録


さなコン3の受賞作と講評、さなコン運営レポートを収録した小冊子を後日発行予定です。


・結果発表について
本投稿企画の結果発表はpixivおよび日本SF作家クラブ公式FANBOXにて行われます。受賞作品においては、作品およびpixivのペンネームが、pixiv公式のTwitter、Facebookページなどのpixiv公式SNSアカウント、および日本SF作家クラブの公式SNSアカウントに掲載される可能性があります。
投稿者へ選考結果を個別にお知らせすることはありません。


4.注意事項
・日本国外からの投稿について
(1)日本国外在住の方も参加可能です。本応募要項に同意の上、ご参加ください。
(2)賞品の一部は日本国外への送付ができない場合があります。送付先が日本国外となる場合、賞品は講評のみとなります。

・選考の対象について
次の各号に該当する作品(参加作品のタイトル、キャプション、タグ、ニックネームを含みますがこれに限りません)は、選考対象外となります。選考対象外の作品は、ピクシブの判断において、本投稿企画に関連する各種ページより取り下げる場合があります。また、選考後に以下に該当することが発覚したときは、授賞の取り消しや賞品の返還等の措置を取る場合があります。

①「参加方法」に定められた内容を満たしていないもの
(例。以下は一例ですがそれに限られません)
・テーマに関連がないとピクシブが判断した作品
・参加タグが設定されていない作品
・pixivでの公開範囲が「マイピク限定」「非公開」に設定されている作品
・pixivでの閲覧制限が「R-18」「R-18G」に設定されている作品
・投稿期間を過ぎて投稿、編集された作品
・企業または複数の方による共同作品
・保護者の同意を得ずに参加した未成年ユーザーによる投稿作品

②「共通規約 第14条 禁止行為」の各号に該当するもの
(例。以下は一例ですがそれに限られません)
・ピクシブ、もしくは第三者の著作権、意匠権等の知的財産権(共通規約 第21条第1項に定義。)、その他の権利を侵害する行為、または侵害するおそれのある作品
・残虐表現、またはわいせつ表現など第三者へ不快感を与える作品
・ピクシブ、もしくは第三者の財産、肖像権などプライバシーを侵害するもの、または侵害するおそれのある作品
・当社もしくは第三者を不当に差別もしくは誹謗中傷し、第三者への不当な差別を助長し、またはその名誉もしくは信用を毀損する作品
・公序良俗に反する作品
・その他共通規約 第14条の各号に該当する事項が確認される作品

※②に該当する作品については、ピクシブより、参加作品かどうかに関わらず「共通規約 第15条 違反行為等への処置」に基づく措置を講ずることがあります。

③殿堂入りした作者の作品
「日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト」は、多くの方にSF創作に興味を持っていただくことを重視したコンテストです。プロ、アマ問わず参加いただけますが、過去、さなコンにおいていずれかの賞を2回受賞され、かつ、その中で日本SF作家クラブ賞を1回以上受賞された方は「殿堂入り」となり、以降その方の投稿作品は受賞できません。
※第3回開催時点で「殿堂入り」に当てはまる方はまだいません。

④その他
・同じ作品を複数回投稿しているもの
・第三者からの依頼や、pixivのリクエスト機能により制作した作品(リクエストリワードを含む)
・既に商品化されている作品、商品化の予定がある作品、他のコンテスト等に投稿済みの作品、または他のコンテスト等で受賞した作品
・本応募要項に違反するもの
・ピクシブからの連絡に対し、返答期限内に返答がなかった場合
・その他、ピクシブが参加作品として適切でないと判断したもの

・作品の権利について
参加作品の著作権は、当該参加作品を投稿した参加ユーザー本人に帰属するものとします。
ただし、受賞者は、参加作品が受賞した時点(受賞者とピクシブとの間で、受賞に伴う諸情報入力フォームへの入力等のお手続きが完了した時点。以下、「受賞した時点」といいます)で、ピクシブに対し、受賞作品の利用(書籍化、電子書籍化、コミック化、アニメ化、実写映像化、ゲーム化、商品化、デジタル商品化等、受賞作品を翻訳・翻案・複製等したうえ利用することをいい、当該利用を第三者に再許諾すること等著作権法27条及び28条の権利を含みます。以下同じ)を独占的に許諾することにつき、予めご承諾いただくものとします。また参加作品が受賞した場合には、受賞した時点で、受賞者は、ピクシブの事前の承諾なくして、受賞作品を自ら利用し、あるいはピクシブ以外の第三者に利用させることはできないものとします。

受賞作品以外についても、参加作品を他媒体に掲載する場合は以下のことにご留意ください。

(1)参加作品は、結果発表まで同人誌などへの掲載はお控えください。結果発表までに他の媒体にて発表した場合、未発表作品と見なされない場合があり、本投稿企画への参加資格を失う可能性があります。
(2)結果発表後、参加作品を同人誌、書籍、小説投稿サイトなどにて発表する場合は、下記のように出典を明記してください。
「この作品は第3回日本SF作家クラブの小さな小説コンテストの共通文章から創作したものです。
 https://www.pixiv.net/novel/contest/sanacon3」

・作品へのAI利用について
本投稿企画ではAI生成を用いた作品、AI生成を補助に利用した作品の投稿も受け付けます。ただし、投稿の際は以下の項目を遵守ください。

1. AIを利用したかどうかに関わらず、作品投稿の際は、作品の制作過程について説明可能な人間の投稿責任者を必要とします。投稿責任者は各種法令遵守の上、投稿を行ってください。

2. 特に、文章のすべて、もしくはほとんどをAIに生成させた作品(pixivの「AI生成作品」に準ずるもの https://www.pixiv.help/hc/ja/articles/13276278766489)については、投稿の容易さと審査の負荷とのバランスを考え、同一投稿責任者からの投稿数は最大1件とします。こうした作品の投稿時には必ず投稿フォームの「AI生成作品」を「はい」にしてください。同一責任者が複数アカウントから「AI生成作品」を投稿する場合には、アカウント単位ではなく同一責任者単位でカウントされます。また同一責任者から上限を超えた投稿が行われた場合は、すべての作品が失格となります。また、適切な責任者が不在である投稿作品も、見つかり次第失格となります。

3. 一方で、人間が主体的に文章を書いた作品については、投稿数制限はありません。例えば、プロット作成の際にAIから発想を得たり、文章の表現補助にAIの表現推薦を受ける場合はこれに該当します。ただし、AIを含めた支援ツールを創作に使用した場合、投稿責任者は作品におけるツールの役割に対する説明責任を持ちます。AI等のツールを利用した場合、投稿時に役割分担をキャプションまたは本文の最後に記載し、また、運営が要請した場合には、必要に応じて作品の制作プロセスを運営に開示できるようにしてください。

●日本SF作家クラブさなコン運営スタッフのAI生成作品への見解

さなコンは参加者の方たちにSF創作を楽しんでもらう企画としてスタートしました。その観点から、我々はAIツールを使って創作を行う人達も、応援したいと思っています。
一方で、現在のAI生成ツールには、まだ多くの問題があります。特に、学習元作品への使用許諾が取られていない点が問題視されています。とはいえ何かを学ぶとき、人間が着想元から許可を得ることはめったにありませんし、同様の基準で考えるなら、AIに許諾を求めるのは行き過ぎとも思えます。一方で人間と違い、現在のAIに対しては、どこから学習した結果を利用して作品を作っているか、学習元作品を尋ねることは容易ではありません。許諾を得ていない状況は作者にも望ましくありませんが、学習元の影響関係を辿れない状況は、創作環境そのものにとっても、あまり良くない状況と言えます。
以上から、AIツールを使う場合、たとえ法的に問題がない場合にも、使用者の方には可能な限り学習元を明示していただきたいと考えています。多くの作家が、先人の作品の影響を受け、素晴らしい作品を生み出してきました。みなさんが作品を作る際にも、創作の連鎖の中にいることを、意識して欲しいと思います。

・情報の取扱いについて
ピクシブは、本投稿企画への投稿に際していただいたすべての情報を、本投稿企画の選考および参加ユーザーへの受賞通知のためにのみ使用するものとします。

賞品の送付のために新たに収集する個人情報は、本投稿企画の賞品発送が完了次第、適切に消去いたします。個人情報取扱事業者についての詳細はピクシブのプライバシーポリシー(https://policies.pixiv.net/#privacy)をご覧ください。
一部賞品の送付に際しては日本SF作家クラブに個人情報を開示する場合があります。あらかじめご了承ください。

5.免責事項
(1)参加ユーザーは、自己の責任において本投稿企画に参加するものとします。
(2)ピクシブおよび日本SF作家クラブは、本投稿企画において、参加ユーザーとその他の第三者との間で生じたいかなる紛争についても、その原因の如何を問わず、いかなる責任も負担しないものとします。
(3)本投稿企画は、システムのメンテナンス等、ピクシブ株式会社が必要と判断した場合には、事前に何ら通告なく休止する場合があります。
(4)ピクシブおよび日本SF作家クラブは、参加ユーザーが本投稿企画に関して被ったいかなる損害(本投稿企画の中断、中止に起因するものを含み、これに限定されない)についても、その責めを負わないものとします。
(5)本応募要項に定めるピクシブおよび日本SF作家クラブの免責については、損害発生の直接的原因となる事由がピクシブおよび日本SF作家クラブの故意または重過失による場合には適用しないものとします。
(7)ピクシブおよび日本SF作家クラブは、本投稿企画へ参加するにあたり、参加ユーザーに生じた諸費用については一切負担しません。

6.お問い合わせ
(1)本投稿企画に関するご意見、ご質問がございましたらこちらまでご連絡ください。
(2)お問い合わせいただく際は必ず「返信先メールアドレス」「ニックネーム」「問い合わせ内容」をご記入ください。また、件名は必ず「第3回日本SF作家クラブの小さな小説コンテストについて」としてください。
(3)電話でのお問い合わせはご遠慮ください。
(4)選考過程についてはお答えできません。

7.準拠法と裁判管轄
本投稿企画および本応募要項に関する事項には日本法が適用されます。また、本投稿企画および本応募要項に関するピクシブと参加ユーザーとの間の紛争については、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。

以上
1. 応募の決まりを確認しよう
応募条件はコンテストごとに違います。
よく読んで、作品の構想を練りましょう。
2. テーマにそった作品をつくろう
開催期間:2023年4月28日〜2023年6月4日
3. できた作品に「さなコン3」タグをつけて投稿しよう
投稿する前にもう一度、投稿形式が応募条件を
満たしているかチェックしましょう。
4. 応募完了!
審査が終わるまでお待ちください。
コンテスト結果が発表されると通知が届きます。
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