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せっかくなので兵器産業のお話に首をつっこんじゃいましょうか。
兵器って過去の日本がたどった道程だけを見てみても所詮は実戦で使ってみてなんぼ、みたいなところは大きいです。
使ってみて初めて相手に対してどんな効果を与えてそれがいつまで続けられるか、なんてことが分かるわけで。
やってみて「あ、今回はこんなのが効果的だった」「前は通じたけど今はもうダメだ」とか、結果論でしか見えてこないですもん。相手の出方次第なのも大きいし。
先にきちんとした検証ができるだけのデータをくれるおバカな国はまずないでしょ。国家機密なんだから。
ある程度の推論はできても相手の兵器・戦術・行動様式がはっきりと見えない以上、あたってみないと分かんないんで、どっちかっていうとそういった情報をいかに多く早くつかむか、それに対してどう処理できそうかを導くことが大事になるだろうけど、分かった時点だと直近の状況に対しては手持ちの武器をどう使うかを考えるくらいしか手が無いわけで。
武力衝突してしまうと、多分次の対抗策となる兵器を考えて作ってる暇はないでしょう。せいぜい改良策を取る程度。
なのでぶつかった時点で実は勝敗は殆ど決まっちゃうんですよね。