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創作者達の集い

公開グループ
姉妹グループ→創作者達の交流の集いgroup/39224
【必読】グループ概要

ここは、創作クラスタ達の語らい、作品披露の場所。
自分のペースで作品を投稿したり、グループに参加したい人向けに作成しました!
一次メインではありますが、二次もOKとしてます!
~ルール~
・参加したらまず、挨拶スレ(group/comment/2984598)に挨拶をする。最低限これだけは守ってください。
・個人スレの作成は自由ですが、スレ1つに付き、最大100まで書き込めますので、1スレが90コメ以上になるまでは次スレを作成しないでください。
他の方の埋もれを防ぐためですので、ご協力ください。
・宣伝スレ、個人スレに同じ作品の宣伝は控えてください
これは、共有スレが早く埋まらないための策です。個人スレを持たない、個人スレはあるが作品は共有スレのみに宣伝の方は別ですが、より見てもらおうと同じものを宣伝する行為はお止めください。
・全年齢向けグループです。
未成年に不適切なR-18作品は禁止と致します。未成年ユーザーも参加できるグループですので、ご協力ください。
・腐向け作品の場合、宣伝時に詳細を記載してください
腐向け作品の宣伝はOKですが、地雷持ちの方もいると思いますので、腐向け作品の宣伝をする際の記載はお願いいたします!住み分けの為ですのでお願いいたします。
・無断転載行為は禁止です
もし万が一無断転載が見受けられましたら、除名処分とさせていただきます。作品は自作のものだけでお願いいたします!

また、企画等も設けたいと思っておりますが、一方的なクレクレ行為はマナー違反ですので控えてください。
お互い同意の上で描き合いしたりは企画として設けますが、相手への一方的クレクレはトラブルのもととなりますので、ご協力お願いいたします。
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  • [企画]リレー小説しましょう!

    30人参加記念として、皆さんでリレー小説しませんか?
    テーマは決めてませんが、流れでどうするか決めていいのかなと思います!

    ルールとしましては、一書き込み後は次に書き込まれるまで待つ、位ですかね。
    トラブルにならないよう、気を付けながら出来ればと思います!

    それでは始まり始まり……
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    『元々自分がこの世界に来た事があるという記憶自体曖昧なのだか、つまり一度元の世界に戻った自分は何か大きな代償を払ったという訳なのか。というか…
    「偶々リンクした他者が代償を払ってくれるってどうゆう事ですか?」』
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      『「質問しなくても、答えは自分の中で決まっているのでは?」
      ニヤリと笑う。』
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        しかしカラス男の目は笑っていなかった。
        「思い出して。彼女の名前が鍵になっています」
        そして、彼女に向き直る。
        「彼の本当の名前が、あなたにとっても鍵なんですよ」
        「……思い出せない。頭に黒い渦があるの」
        「それは恨みと呪いです」
        彼女は呻いた。
        彼女の目のあたりからぼたぼたと、黒い泥が滴った。
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          『それを見て少し「ヒッ」と悲鳴をあげそうになったが、口をつぐむ。』
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            「……あの人ピアノがうまくて……でも、ここから『戻る』ために右腕をスワニーに渡そうとしてて、私、助けたくなって……でもその後で気付いたの」
            「何に」
            「私、本当はすごく生きたかった!」
            「自分で決めたことでしょう?」
            「そうよ!だからもう、自分を呪うしかないのよ!呪う度に、私はもう人間じゃないんだって……」
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              『知らない同じ制服を着ているだけなのに責められている気がしてならなかった。
              実際、彼女が話していた人が自分に似ていたということもあったからだろう。
              不思議と声が出ていた。
              「ごめん…なさい…」
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                その時、頭の中に閃光が走った。
                「私も何かを捨てれば戻れるけど、もともと死のうとしてたんだもの。私の『戻る』権利をあげる」
                引き攣った笑顔で強がった彼女の顔。
                この娘は美羽、僕は和樹。
                魔女は僕らを轢いた気の毒な老女。
                スワニーには早逝した生母、レイヴンには、病院で泣き崩れていた美羽の兄の顔を僕は与えていた。
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                  『全ての記憶が蘇る。彼女は僕の幼馴染だった。
                  「そうか…み、美羽………」
                  恐る恐る名前を呼ぶと、彼女はフッと少し笑った。
                  「やっぱり…和樹だったんだね…」』
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                    「僕は、二年前に目を覚ました時、美羽のことを覚えてなかった……美羽の家族に泣かれても、わからなかった」
                    「約束を思い出せましたか?」
                    レイヴンが静かに言った。
                    僕は答えた。
                    「美羽の帰るところがあるうちにもう一度ここへきて、彼女の命を請け出すに足るものを差し出すこと……彼女が守ってくれた僕の腕以外で」
                    「それは何ですか?」
                    重たげな羽音がした。
                    見上げると、白い鳥のようなものがいる。
                    すい、と空を滑ってそれは僕の隣に立った。
                    レイヴンが睨んだ
                    「聞いていたのか」
                    「ええ、それが私の役目だもの」
                    スワニーは僕に向き直った。
                    「さあ、何をあなたは差し出すの?」
                    「目」
                    「足りないわ。あなた自身の分とこの二年の利息もあるし」
                    「じゃあ、顔はどうかな。大してイケメンでもないし」
                    「まだまだね」
                    静寂ののち、美羽の細い咽喉から震える声が漏れた。
                    「私……もう、約束を守ってもらえると思ってなかった。私も顔と、目を渡すわ。一応これでも女の顔よ……どう?」
                    その途端、柔らかな風が、プリズムを通したような色彩感のある光と共にぼくと美羽を包んだ。
                    もはや、美羽の顔に渦巻いていた黒いものは剥がれて散り飛び、懐かしい白い顔が現れた。
                    僕たちは自然に、互いの手をしっかりと握って見つめ合った
                    今まで見たどんな顔より、美しい、と思った。
                    「よく目に焼き付けておきなさい。もう二度と見ることのない、あなたたちの顔を」
                    スワニーの声にレイヴンの声が悲しげに被さった。
                    「だから僕はあなた方がそんな取引をするのに反対したんです……あのとき、あなたが腕を、彼女が耳を素直に差し出して帰っていたら」
                    レイヴンが言い淀んだ次の言葉が、僕らには分かった。
                    ――そして、生還した一人だけでも、何もかも忘れて幸せに暮らせていたら……

                    「仕方がない。時間がありません!走って」
                    レイヴンが何かを振り切るように言った。
                    「え?どっちへ」
                    我ながら間抜けな質問だった。
                    「どっちでもいいです!どこへ向かってもこの世界の縁へ向かっています」
                    「じゃあ……えっと、こっちでいい?」
                    僕は初めに歩いてきた道を指差した。
                    「とにかく悠長なこと言ってないで走って!」
                    「グレーテルのご両親が生命維持装置を切るようだわ。普通は数日で外すのに、二年も命を繋いでくれたご家族に感謝することね」
                    表情のない声でスワニーが言った。
                    続きを見る ▾
                      『僕はコクリと頷いた。美羽の手を握りしめて、さっき指差した方向に走る。

                      (もう、ここには戻って来ない…。)

                      隣で走る美羽の顔を見ると、僕は何だか、少しだけ泣きそうになった。
                      (君の顔を見るのもこれで最後)
                      そんな事を思っていると、彼女がポツリと言う。
                      「これで良かったのかな?本当に…。」
                      不安げな声でそう言ったが、僕は彼女の手を更に握り締めて
                      「でも僕は、後悔してない。」
                      笑顔で強く、そう答える。
                      それを聞いて美羽は目を丸くして驚いていたがが、直ぐにフッと笑った。

                      「あなたがそう言うなら大丈夫な気がする」

                      「うん…。大丈夫。二人で………生きよう………」

                      そう言ったときだった。
                      ザアアッと目の前が真っ白になり、辺りが光で包まれる。
                      「へ…!?」
                      周りが一切見えなくなり、意識がだんだんと遠退いて行くのが分かった。

                      「美…羽…」

                      僕は最後に振り絞ってそう彼女の名を呼んだ。
                                                                                                                               
                      美羽は一命を取り留めた。
                      しかし美しい顔は失いボロボロで、目は見えなくなっていた。
                      その事に美羽の家族や知人は悲しんでいたようだが、美羽がまた話している姿を見てそんな事は気にならないくらい泣いて喜んでいた。
                      ………と思う。
                      僕もその場には居たんだけど、彼女と同じで目が見えない訳だから。
                      ただ、皆が喜んでいるのは声で分かったんだ。
                                                                                                                               
                      「生きてるってこんなに嬉しい事なんだね」

                      この世界に戻って来た後、彼女はそんな事を言っていた。

                      顔がボロボロでも、目が見えなくても、生きている事はこんなにも素晴らしい。

                      僕の目が見えなくなった事に関しても皆は驚いていたが、あの世界であった事は周りには言わない方が良いかなって思った。

                      ただそれと同時に、あの世界での出来事はちゃんと覚えておこうとも思ったんだ。』
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