姉妹グループ→創作者達の交流の集い
group/39224【必読】グループ概要
ここは、創作クラスタ達の語らい、作品披露の場所。
自分のペースで作品を投稿したり、グループに参加したい人向けに作成しました!
一次メインではありますが、二次もOKとしてます!
~ルール~
・参加したらまず、挨拶スレ(
group/comment/2984598)に挨拶をする。最低限これだけは守ってください。
・個人スレの作成は自由ですが、スレ1つに付き、最大100まで書き込めますので、1スレが90コメ以上になるまでは次スレを作成しないでください。
他の方の埋もれを防ぐためですので、ご協力ください。
・宣伝スレ、個人スレに同じ作品の宣伝は控えてください
これは、共有スレが早く埋まらないための策です。個人スレを持たない、個人スレはあるが作品は共有スレのみに宣伝の方は別ですが、より見てもらおうと同じものを宣伝する行為はお止めください。
・全年齢向けグループです。
未成年に不適切なR-18作品は禁止と致します。未成年ユーザーも参加できるグループですので、ご協力ください。
・腐向け作品の場合、宣伝時に詳細を記載してください
腐向け作品の宣伝はOKですが、地雷持ちの方もいると思いますので、腐向け作品の宣伝をする際の記載はお願いいたします!住み分けの為ですのでお願いいたします。
・無断転載行為は禁止です
もし万が一無断転載が見受けられましたら、除名処分とさせていただきます。作品は自作のものだけでお願いいたします!
また、企画等も設けたいと思っておりますが、一方的なクレクレ行為はマナー違反ですので控えてください。
お互い同意の上で描き合いしたりは企画として設けますが、相手への一方的クレクレはトラブルのもととなりますので、ご協力お願いいたします。
レイブンにそう言われ、ゆっくりと視線を戻す。
「あなた…どこかでみたような…ヘンゼル…?ヘンゼルなの…?」
僕は仮のヘンゼルだ。この半分異形の彼女に名乗り出て正解なのかどうかがわからなかった。
「君は、顔も覚えてないヘンゼルっていう人をずっと待ってるの?」
「……そう」
「僕がやったことながら、君たちの忘れっぷりには惚れ惚れするなあ」
言葉とは裏腹に、レイヴンは苦々しげだった。
どうしたらいいのか分からず、目でレイヴンさんに助けを求めた。』
「この世界は、あなたがよく知っている何かに似ていますね?何に似ているか言ってみてください」
「えっと……お伽噺のヘンゼルとグレーテル」
何を今更、という気分だった。
レイヴンは視線を逸らさない。
「この世界はもともと何もない、ただの灰色の狭間の世界なんですよ」
――何もない?
それに、家にだって入った。
それのどこが何もない、なのだろうか?
灰色なんて見てもないくらいだ。
すうっと背筋から何かが抜けていくような不気味な感じを覚えた。
「ここへ来た者は何らかの記憶を投射し、自分だけの世界を作って」
――ああ……
「人生に言い訳をしながら死へ向かうんです。この世界を作って、僕やスワニーにこの姿を与えたのは、あなたなんです」
レイヴンさんが淡々と言葉を発している。
その話の内容に、僕は驚きはしなかった。
否定もしなかった。
すんなりと頭の中で受け入れていた。』
しかし、グレーテルと名乗った女の子が言った。
「私達がこの世界を…?死にむかっていくなんて…まだヘンゼルに会えていないのに…」
「でも大きな代償を払って生者の世界へ戻る者もいます。……身体や能力の一部などです。そういう契約を扱っているのがスワニーで」
スワニーという名を言うとき彼は口を歪めた。相当彼女とは仲が悪いらしい。
「でもたまに偶々リンクした他者が代償を払ってくれることもあるんですよ」