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第3回リブレ×pixiv ビーボーイ創作BL大賞(小説)結果発表
October 31, 2023
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pixiv事務局です。

2023年4月14日(金)~2023年6月12日(月)まで開催された、第3回リブレ×pixiv「ビーボーイ創作BL大賞(小説)」の受賞作品がついに決定しました。






第3回の今回も、800作品以上のご応募をいただきました!
たくさんのご応募ありがとうございました。

厳正な審査の結果、受賞となりましたのは以下の作品です。


■大賞 1名
賞金:20万円
副賞:①リブレにて書籍化確約
   ②コミカライズ企画進行
   ③特別審査員・三浦しをん先生による講評

『いつか、 勇者様が ~敗北魔王、勇者の末裔と500年後の社会復帰~』/あかつき雨垂さん

〈三浦しをん先生 講評〉
 封印されていた五百年間のギャップを埋めるべく、現代のテクノロジーや文化を学んでいく魔王と、勇者の末裔だからということでお守り役に任じられてしまったオズ。「馬を引け!」とすぐに言う魔王さまと(車社会なのに)、うんざりしつつも面倒見のいいオズとのやりとりがかわいくて、とてもおもしろかったです。
 比喩を駆使した心情描写もキマっていて、海外翻訳BLみたいな洒落たムードと硬質な文体も魅力的でした。これは特に、ベッドシーンで効果を発揮していますね。本作ははっきりとオズ×魔王なのですが、このカップルは「攻×攻」感があるというか、リバもありなんじゃないかなと思わせる関係性で(個人的にこういうカップル、好みです)、お互いを会話で挑発・誘惑しつつ、わりとがっつんがっつん肉体をぶつけあう。そこを硬質で洒落た文体で描くことで、よりエロさが増し、読者も想像をかきたてられて、非常にいいなあと感じました。「ひと思いに、やれ」「了解」って、変なベッドシーンで(いい意味で)、思わず噴きだしつつ、この二人らしさに萌えたぎりました。
 ちょっと惜しいなと感じたのは、冒頭と、ルマルクの登場後に二人が決裂するシーンの見せかたです。
 まず、冒頭について。
 三人称単一視点(オズの視点)であることを、もっと早く明らかにしたほうがいいです。なぜなら物語開始直後、「掌から溢れる鮮血が、大理石の床に爪を立てて蹲る、魔王の石像にしたたり落ちる」。この一文が洗練されず、「だれの」掌から溢れた鮮血なのかが、大変わかりにくいからです。冒頭で引っかかる文章があると、作品に入りこめず、そこで読むのをやめてしまう読者が出てくる危険性が高まります。
 ここは、「大理石の床に爪を立てて蹲る魔王の石像に、オズの掌から溢れる鮮血がしたたり落ちる」とすれば、読者としても、「なるほど。この場に居合わせ、眼前の状況を見ているのは、オズというひとなんだな。となると、たぶんオズが、この小説の主人公(の一人)なんだろうな」と了解しやすくなります。
 また、「オズの」「オズは」といったように、早期に三人称単一視点の視点人物がだれなのかを明かすことで、情景描写や心情描写も、ぐっとやりやすくなります。つまり、作者自身がオズの視点に乗り移って、その場の様子やオズの心の動きを、より具体的に描けるようになるのです。すると自然と、魔王の封印が解けるさまを目撃するオズの驚きと戸惑いを、もっと読者の胸に響く文章として表現できるはずです。「なになに? なにがはじまるの?」と、読者に興味を持っていただける、というわけです。現状、ややぼんやり描写になっている感があり、「つかみ」として弱く、惜しいなと感じた次第です。
 もうひとつ、ルマルク登場後の二人の決裂について。
 現状、場面転換があって、「危険信号は、ずいぶん前から灯っていた」となり、つづくやりとりで、すでに二人はお互いへの不信を抱え、言い合いをしています。うまく説明できないのですが、ここはもうちょっと段取りを踏んだほうが、「お互いを信じようとして信じられない二人」「自分の立場や言い分はあるのだが、それをうまく伝えられない二人」という切なさが出ると思うのです。
 帰宅したオズが、ルマルクと会っていた魔王を少しずつ問いつめる。ルマルクから入れ知恵された魔王も、オズへの疑念が高まっていて、けれど「まさか」という思いとのあいだで揺れている。それぞれ隠しごとがある二人が、互いの心を探りあう緊迫感と切なさを、もう少し丁寧に描いたほうが効果的ではないでしょうか。つまりここは、心理面でのドラマの盛りあげどころだと思うのです。
 魔王がオズに、「どうして俺が裏切ったと決めつけた?」と言っていますが、現状だと、そこまで「決めつけ」ているようには読めません。場面転換後に手数(てかず)を重ねて、二人のやりとり――糾弾と不信の高まりと互いの「裏切り」への切ない思い――を描いたほうがいいかなと思う理由のひとつです。
 しかし、こんなのは些細なことで、すぐに直せる点です(直すかどうかのご判断は、もちろん作者に委ねます)。
 私がなによりも素晴らしいと感じたのは、本作が、オズと魔王がそれぞれ抱えている心の痛みを、見事に、繊細かつ骨太に描きわけているところです。そのため、この二人が惹かれあうことに説得力が生じています。また、自分と異なるもの、理解が及ばないものを、恐れ、排除し、ときとして差別してしまうような、ひとの心の動きや社会構造の問題点についても、きちんと描かれています。それをどうやって乗り越え、よりよい社会をみんなで築いていけばいいのか、私は本作を拝読しながら、現実世界についても思いを馳せ、自身の胸に問うことしばしばでした。でも、現実への眼差しをさりげなく感じさせつつも、決して説教臭くなく、ユーモアが炸裂する箇所が多々あって、読んで楽しいエンタメ作品になっているところがまた、最高です。アクションシーンもスケール感があって、映像が脳裏に浮かびやすく、手に汗握ってオズと魔王を応援することができました。
 あかつき雨垂さん、創作BL大賞ご受賞、おめでとうございます。



■pixiv賞 1名
賞金:10万円
副賞:①リブレにて電子書籍化確約
   ②特別審査員・三浦しをん先生による講評

『土の楽園で会いましょう』/あかいあとりさん

〈三浦しをん先生 講評〉
 竜族のなかでも変わりもののサウィンと、虐げられて育ってきた末っ子王子のウルド(人間)。自分が帰属しているはずの集団になじめず、あるいは排斥されてしまった二人が出会い、少しずつお互いにとっての「居場所」を作りあげていく展開に、とても胸打たれました。
 サウィンとウルドは種族が異なるので、生き物としての体の仕組みも、生活習慣も、文化も、当然ながらまったくちがう。そのため、一緒に暮らしていると軋轢や戸惑いが生じるわけですが、二人がぽんぽん言いあいをしながら、相手への理解を深めたり、歩み寄ったりするさまがユーモアをもって描かれていて、拝読していて心地よかったです。
 でも、二人だけの楽園はある日突然、失われてしまう。ここからの展開がまた胸熱で、自分たちにとっての「楽園」ではなく、もっと多くのひとにとっての幸せを求めて、ウルドが国づくりに奮闘する。さらに、ものすごく長命であるがゆえに、いろんな物事への関心が薄かったサウィンも、ウルドに触発され、ひとの暮らしや人間の「心」に興味を抱いていく。二人だけの閉ざされた世界での恋愛を描く話なのかと思いきや、とても視野が広い作品で、サウィンとウルドの変化を通して、私たちはなにを大切にして生きていくべきなのかを問いかけられている気がしました。自分だけの幸福を追求するのではなく、だれかとともに、だれかの幸せのために生きるとは、どういうことなのかを、主人公二人の姿が体現してくれていると感じます。
 ただ、気になった点もあります。
 一番引っかかったのは、サウィンとウルド以外の、ほとんどの登場人物に名前がないことです。先述のとおり、本作の大きな美点だと私が感じるのは、「二人だけの楽園が充足していればそれでいい、という展開ではないところ」です。ウルドと、ウルドに影響されたサウィンは、自分たち以外の「他者」に徐々に目を向け、かれらのために行動するようになります。
 ということは、です。「他者」である人々を、名前のない「モブキャラ」として扱ってしまっては、本作の根幹が揺らぐのではないかと思うのです(作者に「モブキャラ扱い」しているつもりはないと思いますが、あまりにも名前がないため、そう感じられてしまうということです)。
 冒頭あたり、サウィンが同胞の「森の民」と会話していますが、隣人の名前すら出てきません。周囲に対するサウィンの関心の薄さを象徴しているとも受け取れますが、隣人はラスト付近でも登場し、サウィンへの理解を示す重要な役まわりをになっているので、やはり名前をつけてあげてほしいなと感じます。また、ウルドに協力してくれる大臣、ウルドをいじめる兄たちにも、名前があってもいいんじゃないでしょうか。
 命名は非常に大事です。名をつけることで、その登場人物に対する作者の思い入れが増し、登場人物の輪郭や内面がはっきりします。つまり、その登場人物が作中で真に命を宿し、ときに作者の予想を超えて、生き生きと主人公とやりとりをはじめることがあるのです。それによって、会話もより躍動するし、ドラマが発生して、作品の深みや奥行きが増します。
 紙幅の都合で、小説に登場するすべてのひとたちの人生、思いを描ききることはできません。けれど、一度登場させたからには、「その他大勢」扱いしていいひとは一人もおらず、「この小説に出てくる全員が、名前のないひとも含めて、生きているのだ」と肝に銘じて書くことが大切です。モブキャラにも、家族がいるかもしれない。借金があって悩んでるかもしれない。飼い猫をかわいがってるかもしれない。かれらにも、それぞれの背景とストーリーがあるのだ、という思いを持って書くか否かで、作品の仕上がりはまったく変わってきます。
 もうひとつ気になったのは、サウィンが兵士たちを焼き滅ぼすシーンです。サウィンは、ウルド以外の人間のことなどどうでもいいと思っているので、まあこういう行為をするかもなと感じます。しかし、焼き滅ぼされた兵士たちにとっては、たまったもんじゃないですよね。ものすごく残虐で理不尽な行為により、なにがなんだかわからないうちに命を奪われたのです。かれらの無念は、遺された家族や友人や恋人の悲しみと怒りと嘆きは、どれだけのものでしょう。ウルドも、この大虐殺をあっさり受け入れすぎじゃないでしょうか。兵士たちが大量虐殺されたことで、めんどくさい戦が終わった。リセット完了、さあ新しい国づくりをはじめよう、と思っているようにも感じられてしまって、「えっ、それでいいの!?」と少々驚きました(作者にそんな意図はないことはもちろんわかりますが、そう受け取れなくもない、ということです)。
 私はここにも、「主人公以外の登場人物にほとんど名前がない」問題の影響を感じます。もちろん、焼き滅ぼされた大勢の兵士、一人一人に名前をつけてたら、その作業だけで何年もかかってしまいますし、兵士の名前を羅列するだけで小説が終わってしまいます。だから、名前のない「その他大勢」の兵士でいいのですが、かれらは「モブキャラ」ではなく、それぞれに痛みと喜びを抱えた、生きた人間なのだ、という感覚と想像力をもっと持って、作者はお書きになったほうがいいと思います。兵士たちよりも出番が多く、作中で重要な役割を与えられている、サウィンの隣人、ウルドの兄たち、大臣などについては、なおさらです。かれらにすら名前を与えていないことがすなわち、「その他大勢」の兵士たちへの、若干の想像力の欠如にもつながっているのではないか、と感じるのです。
 兵士たちについて、かれらの帰りを待っていたひとたちについて、もう少し想像してみましょう。すると、その後の展開にも厚みが出るのではないでしょうか。
 私が兵士の家族だったら、いきなり出現して問答無用で兵士を消し炭にしたサウィンを、許せないと感じます。王であるウルドのそばにサウィンがいるかぎり、新しい国づくりに協力したくても、「でも、あいつが私の大切なひとを殺した」と、大きな葛藤を覚えると思います。サウィンの存在に反発する国民が、暴動や革命を起こすかもしれませんよね? そうしたらウルドも、非常に悩むし、国民に対してもっと説明や説得をするとか、一時的にサウィンを遠ざけるとか、なんらかのアクションを取らざるを得ません(現状でも、ウルドが国民から狙われているらしい描写はありますが、エピソードとしてやや弱いです)。
 つまりここに、新たなドラマが生まれる余地があるのです。「その他大勢」を作者が渾身で想像することによって、主人公をはじめとする主要登場人物の心に揺さぶりをかけ、ストーリーにうねりを生じさせ、作品によりいっそうの深みと激しさをもたらすことができるのです。倫理的、人道主義的観点からのみ、「モブキャラをもう少し大切に」と言っているのではありません。モブキャラの人生にも思いを馳せることで、作品の精度が上がり、作品がもっと生き生きするという、小説技法上の実際的な「効能」が、確実にあります。
 もし今後、作者が気をつけたほうがいい点があるとすれば、「主人公以外のひとに対する想像力と扱いかた」にほぼ集約されると言えて、これは簡単にクリアできると思います。なぜなら作者は、主人公二人を魅力的に造形し、描く力がおありなので、それをちょびっと周囲の人物にも広げればいいだけのことだからです。せっかく小説を書く実力が高いのですから、ぜひ、ここを心がけてみていただきたいです。絶対に作品がもっとよくなります。
 私はラストにかけてはもう、涙なくしては読めませんでした。逃げずにこういう展開を選んだこと、本当に素晴らしいです。冒頭付近のちょっとしたエピソードも効いているし、全体的にユーモアと叙情のバランスがすごくいいと感じました。
 あかいあとりさん、pixiv賞ご受賞、おめでとうございます。



■ベストエンタメ賞 1名
賞金:5万円
副賞:①pixivノベルに受賞作を掲載(描き下ろし表紙イラストつき)
   ②特別審査員・三浦しをん先生による講評
    ※編集者による講評から変更になりました

『僕たちは番じゃない』/豆子さん

〈三浦しをん先生 講評〉
 オメガバースで、両片思い。「それ誤解だよ、早くちゃんと話しあって!」と言いたくなるジレジレ感。王道展開における、「これがなくっちゃ、はじまらないぜ」というエピソードが丁寧に積み重ねられていて、好感度大でした。
 主人公カップルも、とってもかわいい。特に、受の遼太郎が、オメガなんだけど全然儚くもないし容姿端麗ってほどでもない、というのが、作者の気概が感じられてよかったです。私も常々、「オメガバースって、そもそもは現実の格差や性差別へのアンチテーゼとして発想されたものではと思うんだが、実はかえってそこを補強・誇張する世界観になってしまいかねず、取り扱いがむずかしいよな」と感じてきました。アルファに生まれたら超エリート、オメガに生まれたら容姿端麗で庇護される対象、となりがちというか。もちろん、「なんで『生まれ』や『性別』で、そのひと自身や人生が決定づけられるんだよ。そんなのおかしいだろ」という観点から、オメガバース設定を見事に活用した傑作も多々ありますが。本作の遼太郎からも、作者のオメガバース設定に対する自覚性、社会への問題意識や、なによりも登場人物に対する愛が感じられて、とても頼もしく、いいなあと思ったのでした。
 ただ、丁寧な王道展開であるがゆえに、すべてのエピソードが予想の範囲内というか、ちょっとパンチに欠ける気がしたのも事実です。もちろん、現状でも充分に楽しいし、かわいいお話なので、贅沢すぎる要求かもしれませんが……。たとえば、この主人公カップルならではの、「約束ごと」とか「生活習慣」などがあると、本作でしか味わえない「特別感」がもっと生じるのではないでしょうか。子どものころの約束ごとを、いまも覚えてるよってわかれば、お互いの気持ちが通じるシーンがより盛りあがるでしょう。また、気持ちがすれちがっているさなかにも、二人で築きあげた独特な生活習慣を律儀にこなしてしまうエピソードがあれば、愛らしさと、「なのに、心はなかなか通じあえない」という切なさを、よりコミカルかつ丹念に描ける気がします。
 読者へのご褒美コーナーとも言える、おまけの「巣作り編」も、もっとねっちりじっくりお願いしたい!(私欲) かわいさが天元突破してる遼太郎を、雪(攻)の視点で、わたくしももっともっと堪能したかったです。慎み深く、さらっと上品な雰囲気が、作者の持ち味であり、いいところだと思うので、無理をなさる必要はまったくないですが、もう一歩踏みこんだパンチとエロさを追究してみるのも、ありかもしれません。
 とはいえ、もちろん本作はちゃんと個性を有しているので、「パンチとエロさか……」なんて気にしすぎなくて大丈夫です。「仮面夫婦ならぬ仮面番」とか、つらい過去があって、けなげ方向に全振りしてもおかしくない遼太郎なのに、やっぱりオメガらしからず、生き生きとおおざっぱなひとであることとか、愉快でユニークな点がたくさんありました。細やかで的確な心情描写も、キュン度を上げてくれています。安心して楽しめる、好感度の高い一作だと思います。
 豆子さん、ベストエンタメ賞ご受賞、おめでとうございます。


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今回、多くの力作が最終審査でせめぎあい、上位3作品との差はわずかなものでした。
そこで急遽「エンタメ賞」を創設し、中でも特に評価の高かった3作品に、編集部による講評と共に贈らせていただきます。
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■エンタメ賞 3名

『こんなことってあるんだな』/朝陽天満さん

〈編集部 講評〉
タイムスリップと恋愛が見事に組み合わさっており、文章力の高さと物語への没入感が光る作品でした。キャラクターの好感度も高いです。結局タイムスリップの謎は明かされませんでしたが、先の見えない展開が面白い、BLとSFのバランスが上手くとれた読み応えのあるお話でした。

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『科挙落ちた、皇帝死ね。』/aoiさん

〈編集部 講評〉
中華風ラブストーリー。身分違い恋愛の良いところが詰まっており、ギャップのあるキャラクターも魅力的です。飽きさせない展開と事件の伏線回収もとても見事でした。楽しく好感度の高い作品なので、タイトルにふさわしい独自性がプラスされるとよりよくなると思います。

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『モノノケ祓いワンパンにつき!』/萬里 一さん

〈編集部 講評〉
「モノノケをワンパンで祓う」というキャッチーな作品でした。力の強い攻めですが、高校生らしい青さがあり年下攻め特有の可愛さを感じさせます。読み手によって多少評価が分かれましたが、モノノケの不気味さや爽快感のあるお祓いのシーンは描写力が素晴らしかったです。

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【総評】
第1回に続き、ものすごい熱量でご投稿いただいた第3回コンテスト。
皆さんの中にある数多の物語、火傷するほどの熱い萌えを真剣に読ませていただきました。
本当にどれも面白かった、どれも好きでした…!
800以上の作品の中から、受賞するのは数作品。「選ばなければならないことが辛い」と思うほどでした。

今回最終審査に残った作品は「こういう関係性や世界観、シチュエーションが好きなんだ、素敵だと思うんだ!」と声高らかに叫んでいる、オリジナリティの高いものが多かったように感じています。
読みやすく、読者に興味を持ってもらえるフックのある物語であることは一番大切。
でも、最終審査に残る作品はハイレベルなので、そこはどの作品も当然のようにクリアしています。
その上で、攻と受の関係性に個性があって激しく萌えたり、見たこともないような独自の世界観に目を瞠ったりした作品が高評価を得ました。

また、今回は特別審査員に三浦しをん先生をお迎えしております。
三浦先生が上位3賞の講評で語って下さっている、小説を執筆する上での大事なポイントは、非常に勉強になるものです。
ご受賞された方のためだけでなく、今回ご応募下さったすべての小説執筆者の皆様に向けて(そして編集者である私たちに向けても)解説してくださっていますので、ぜひ多くの方にお読みいただき、今後の参考にしていただければと思います。

今回も、素敵な作品をご投稿いただき、本当にありがとうございました!

第3回ビーボーイ創作BL大賞のアンバサダーを務めてくださった、声優の葉山翔太さんから、コンテスト受賞者やご応募くださった皆様へのコメントが届きました。



改めまして、ご投稿くださった皆様、本当にありがとうございました!

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