pixivは2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
他にも便利な機能がいっぱい!
ウェブブラウザのJavaScript(ジャバスクリプト)の設定が無効になっています。Javascriptが無効になっていると、サイト内の一部機能がご利用いただけません。
> 踊るサボテン審神者さん
> 燈狼煙さん
もっと見る
> 踊るサボテン審神者さん
「君がここに来たところから」ふっと鬱陶しそうに髪を後ろに払う。夕陽に照らされた小麦畑のように金色に輝く髪が、さらりと後ろになびく。
まさか姿を見られていると思わず、何か声をかけたほうがいいのだろうか、いやでも何を聞けばいいのだろうか。あまり人と関わることを生来好まない自分には、こういうときどうすればいいのかわからずまごつく。ああ、この人はあまり気が長い方ではない。早く何か行動をしないと。
「あ、あ……えっと……」
ス、と本を持ってアポロは立ち上がり、ガゼボを出ようとする。彼はきっとこのまま行ってしまう。
「あ、アポロさん……!」