pixivは2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
他にも便利な機能がいっぱい!
ウェブブラウザのJavaScript(ジャバスクリプト)の設定が無効になっています。Javascriptが無効になっていると、サイト内の一部機能がご利用いただけません。
> エルムさん
> キタカミ@鍾馗斎さん
もっと見る
・・・・・・
~呉鎮守府・敷地内トレーニングプール施設~
ザザザ
大井:「いいわね? よく聞きなさい。
水上での航行や戦闘訓練も重要だけど、こうやって水泳で身体を鍛えるのも必要なのよ。
まずは肉体から…それが出来て初めてその後へ繋がる、ひ弱じゃ軍務なんて…。
って! そこ! 遊んでないで聞きなさいなッ!?(怒声)」
ピピーッ!!(笛)
鹿島:「まぁまぁ大井センパイ、そこまでカリカリしなくてもイイじゃないですか。
水泳の時くらい体伸ばしたいでしょう…少し、自由時間を作りませんか?」
大井:「あのねぇ、鹿島…これは講習の一環なのよ? 子供の学校とは違うの。
仮にも私達は軍人…軍艦の端くれなんだから、もっとビシッとしなきゃ」
北上:「おーやってるねぇ、大井っち。
あはは…鎮守府の在籍艦娘が増えて教える側が火の車になったから、実艦時代に練習艦経験のある大井っちが引っ張り出された…かぁ~。
イイねぇ…サマになってるねぇ(笑)」
大井:「あっ、北上さん。
提督が"どうしても人手が足りなくて…"って言うから、仕方なくですよ。
土下座までしてきて、報酬に好きな物を買ってくれるらしいので…まぁそういう条件ならばと。
仕方なくですよ、し・か・た・な・く」
北上:「ほうほう、ほうほう…。
それ以外にも動機がありそうだけどねぇ?(ニヤニヤ)」
吹雪:「………」
鈴谷:「んお? ブッキーどしたのん?」
吹雪:「あ、鈴谷さん」
鈴谷:「もしかして…Tさんが他のヒトと二人きりになるんじゃないか。
よりによって大井サンが…とか、考えちゃってる?(笑)」
吹雪:「いえいえ、そんな事は…ないですケド(笑)
ただなんとなく、こういう時間…好きだなぁって」
鈴谷:「こういう時間?」
吹雪:「太陽に照らされてプールの授業ではしゃぎ、クタクタになる感じが…」
鈴谷:「あー分かる分かる(笑)
んでさ、プール終わった後の国語の授業とかでクラスが全滅してみんな寝てたり、ボケーッとしてたりで誰もセンセーの話聞いてないとか♪」
吹雪:「ですね(笑)
疲れてボーッとしてる時に窓から入ってくる、柔らかくて優しいそよ風の匂い。
みんなから漂う塩素の匂い…教科書が風でめくれる音…ふと耳から垂れる、温まったプールの水…」