こんにちはー。
前に書き捨てました英Aが良い感じに決着できそうなので、途中なのをまた置いていきます。
俺は過去に別れを告げる
俺は男を呼び出した。
どこでとは言わなかったが、
「話したい事があると聞いたけど」
予想通りに姿を見せる。
相手に、
「記憶があったのか」
前の記憶があったのかと聞く。
目を見開いて、
「産まれた時から記憶はあるさ」
差しさわりの無い返答?
そうだと思うが、まあ・・・返事をされる。
「前世の記憶だよ。それは何の事だとは言わせない。だって、あんたは だ」
言い切って、
「俺が言った以上は事実でしかない。あんたがどんなに否定しても無駄。違うとは言わせない」
にやりと笑った。
はったりが8割だが、認めるだろう。
俺をじっと見てから、
「そうだよ」
肯定する。
否定する意味もないか。
探るように、
「お前も、アッシュ=リンクスでいいか?」
聞かれて思った。
俺だと確信していなかったのかよ。
ちょっと・・・、ほんの少しだけ笑うぞ。
真正面から、
「ああ、俺はアッシュ=リンクスだよ」
相手の目を見て返答する。
俺の前世はアッシュ=リンクスであると
「前世がだれであっても、今の俺は違う」
肩をすくめて、
「あんただって気がついただろう。あんたに騙される位に、俺はちょろくてポンコツになっている」
本当の事を言ってやった。
薬を盛られても気がつかないし、薬への耐性もなく。
Swatなみのガンテクニックどころか銃もろくに持ったこともないし、見栄えとちょっと・・まあ結構、頭のいい一般人になっている。
同じなのは、
「まあ、見栄えだけは変わらないから」
外見だけだと思う。
前のアッシュ=リンクスを求めているのならば、
「あんたの期待している俺じゃない」
今の俺では与えられなく。
諦めて欲しいと伝えようとしたが、
「言い訳しなくても良い」
先に、
「アッシュ=リンクスはもういない。葬ったのは誰だと思っている?」
苦く言われ。
腕を掴んで、
「ここに居るのは、ジェイド=ドーン=グレンリードという青年だけ・・・」
引き寄せようとしたが、踏ん張って踏みとどまる。
「No」
拒絶して、
「あんたに渡せるものなんか。何も・・なにひとつだって残っていない」
俺の全ては恋人に捧げた。
何度もこんなことをされては、
「俺が恋人に捨てられてしまう」
本当に困るのだ。
情けない表情になっていると思う。
それを見て、
「・・・ぷ・・・ふふふ」
大笑いされる。
俺を見て、
「本当に君は違うのだね」
手を差し出して、
「握手くらいは許されるだろう?」
言われて、確かにと自分よりも大きな手を握って、
「あんたには感謝していた」
ずっと伝えたかった言葉を伝えれば、絶句した後で、
「それはこっちが言いたかった言葉だ。ありがとう」
泣き笑いに似た表情で言うと背中を向け立ち去っていく。
彼は誰なのか。
面倒・・・いえ、なんでもないです。
結局、謎なまま去っていった(;・∀・)
どうしましょう。
取りあえず完結させます。